津屈指のウォーキングスポットと言えば新日本100名城「津城」

2017年日本城郭協会は財団法人化50周年を記念して、「新日本100名城」を選定しました。

日本城郭協会財団法人化40周年を記念して選定された「日本100名城」が好評だったことにより、次いで選定されたとされる新日本100名城。

その中で三重県のお城は、なんと4城も選定されています(100名城としては2城)。

来年日本城郭検定を受験する私にとって、日本100名城はもちろんの事、この新日本100名城もしっかり勉強しておく必要があるという事で・・・

ウォーキングコース下見のため津市へ

昨日は午前に30㎞走で見事玉砕した後、午後より三重県ウオーキング協会の仕事で津市まで某ウォーキングイベントのコース下見に行っていました。

今回のコースは津市役所近くを出発点に、津市の名所を巡りながら、三重県庁まで行って折り返す約5㎞前後のコースなのですが、30㎞走で脚がへたっていた私にはかなりヘビーな坂道の連続で予想以上の苦行に・・・

そんな中でも、三重県の神社の聖地(?)三重県神社庁。

同じ敷地内にある比佐豆知(ひさづち)神社。

津屈指の桜の名所と呼ばれ、D51蒸気機関車にまで会える偕楽公園。

聖徳太子が全国各地に建立した4つの四天王寺のうちの一つとして知られる、津市でも指折りの名刹・四天王寺。

などなどを巡っているうちに、脚の疲れは気が付けばすっかり忘れてしまっていました。

新日本100名城の1つ津城にてお城見学

そんな今回巡ったコースのトリを飾る最大の目玉スポットとなるのは、新日本100名城の1つとして選定されている「津城跡」のあるお城公園。

一応来年6月に日本城郭検定の受験を決めている私としては、しっかり見ておかなければならないという事でじっくりお城を巡ってみました。

津市のランドマーク的存在である津城は、お城の花形ともいえる天守閣こそ、関ヶ原の戦いで焼失した後に再建される事はなかったそうですが、お城の北側の石垣はかなり見ごたえがあります。

ちなみに城の東側には、立派な建造物がありますが、こちらは史実には基づかない模擬城郭であるそうです。

また公園の中には本丸跡に日本庭園が整備されており、心身ともに疲れ切った私の心をおおいに癒してくれました。

またその日本庭園の入り口には藩校・有造館の正門の入徳門が移築されており、津城の目玉スポットの一つになっていたりと、公園内を歩くだけでも、多くの見どころを巡ることができる、津市屈指のウォーキングポイントと言えます。

津城を築城した藤堂高虎は築城の名手?戦国屈指の裏切者?

そんな津城を拠点とし、近代城郭として大改修し、伊賀上野城の大改修なども行い、築城の名手として知られた藤堂高虎。

その藤堂高虎の築城の特長は、石垣を高く積み上げる事と、堀の設計にあったらしく、その特長は津城や伊賀上野城にも存分に発揮されています。

そんな藤堂高虎ですが、戦国の世にあって浅井長政→阿閉貞征→磯野員昌→織田信澄→ 木下秀長→木下秀保→豊臣秀吉→豊臣秀頼→徳川家康→徳川秀忠→徳川家光と、11人も主君を変えた事で知られており、よく言えば世渡り上手、悪く言えば裏切者のそしりを受けた事もあったようです。

そんな話はともかく、津中心部発展の礎を築いた藤堂高虎が、今も津の誇る神様のごとくあがめられるほどの偉業を成し遂げられたことは間違いありません。

また津城や伊賀上野城以外にも、日本の名だたる名城を築城した藤堂高虎については、自称お城好き(?)かつ三重県民としてより深く知る必要があるという事で、さらに研究(?)を進めていこうと思っています。

 

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