地道な内転筋トレの継続でマラソン後半の失速対策につなげよう

弱みはある程度目をつむって、強みをさらに活かせる走りを!

これが私自身、ランニングチーム・セカンドウィンド四日市で何より優先する方針で、チームの練習メニュー作りなどではその傾向がかなり顕著に出ていたりします。

そしてその傾向は私自身の練習メニューについても言え、得意な練習メニューは繰り返し繰り返し実施するものの、苦手な練習メニューはあきらかに避けてしまいがち。

そんな姿勢をとり続けていた結果、私の最大の弱点となりつつあるのが「内転筋」です。

効率の良い走りをするために内転筋はかなり重要

内転筋とは太ももも内側あたりにある筋肉で、ランニングにおいては太ももの内側から着地を支える、重要な役割を担っています。

骨盤を支える役割もある内転筋を鍛える事で、ランニング時の着地はかなり安定し、無駄な動きが少なくなるため、より効率よく走れるようになる事はもちろん、故障予防にもつながります。

内転筋は日常生活ではあまり使われない筋肉で、意識して鍛えるようにしないとすぐに衰えてしまう筋肉です。

さらに加齢によって衰えやすい筋肉であり、大きな弱点であることを認識していながら、トレーニングを怠り続けた結果、加齢とともに明らかに私の走りにおいて最大のウィークポイントになりつつあります。

かなり地味だが効果は抜群の内転筋トレーニング

今はまだ先々週やらかしてしまったハムストリングの肉離れの再発が怖く、スピードを出して走るのにかなり抵抗がある状況の私。

そこでここ一週間ほどは、今まで避け続けてきた感のある内転筋強化に、積極的に取り組むようになりました。

・・・と言っても私が実施する内転筋トレーニングは、「薄い新聞や冊子などを両モモで挟むだけ」という極めて地味なもの、そして仕事中などでも簡単に取り組みやすいメニューと言えます。

とは言ってもこの内転筋トレーニングは、女性のトップランナーの多くがかなり積極的に取り組まれているという話も。

またその見た目の地味さに反して、ほんのわずかの時間で、ふとももの内側まわりにはかなりの疲労感を感じる方はかなり多いと思われます。

実際私自身も、このトレーニングをスタートしてわずか30秒ほどで、太ももの内側は信じられないほどプルプル状態になり、3分続けると、その後は歩くのすら困難なほどの疲労感を感じます。

他の筋トレメニューでこれだけの疲労感を感じる事はまずなく、この事だけからみても、わたしの内転筋の筋力不足は明らか。

逆にこの内転筋に、ここ最近は私自身の大きな伸び代を感じはじめています。

地道な内転筋トレーニングをひたすら続けた結果

そんな地味な内転筋トレーニングを、今日は食事時や仕事時に10回、20回と地道にひたすら続けた結果、夜のセカンドウィンド四日市練習会では走る前から、太もも内側あたりに感覚を全く感じないほどの疲労度合い。

結果今日はメンバーの方と、キロ5分ペースで1kmを5本走っただけだったのですが、それでも内転筋にはかなりの疲労感があり、練習後はあり得ないほど太ももの内側がガクガクプルプル状態でした。

実際ここ最近長い距離を走っていた時、最初に大きな疲労が出始めるのは、ほぼ間違いなくこのふとももの内側・内転筋。

セカンドウィンド四日市の練習会で一緒に走る方には、いつも「内転筋があきらかにウィークポイントになっているので、鍛えないとマズイことになるんです」などとと言っていたにもかかわらず、一向に強化に取り組まなかった結果、先月の富山マラソンでは本当にマズイ走りをしてしまいました。

そんな反省も踏まえ、また今は肉離れ再発のため本腰を入れては走れないという事で、今こそ内転筋強化に積極的に取り組んでいこうと思っています。

ちなみに内転筋はハムストリングの動きを支える働きもあり、もしかすると内転筋の弱さが、ここ最近結構な頻度でやりがちなハムストリングの肉離れにつながっている可能性もあるという事で、故障予防の観点からは地道にしっかり取り組んでいきたいものです!!

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