エリート集団・日清食品グループの駅伝競技撤退ニュースに考えさせられた事

ここ最近の早朝練習終了後、いつも楽しみにしている時間があります。

それは日清食品創業者・安藤百福氏とその夫人の仁子氏をモデルとした朝ドラ「まんぷく」の放映時間。

このドラマを見ているとあまりに劇的な展開の連続にびっくりさせられるとともに、知らず知らずのうちに日清食品を好きになってしまいそうな自分がいました。

そんな日清食品が衝撃的な決断を下した・・・そんなニュースが起床直後に目に入り、今日は朝から別の意味でびっくりさせられていました。

日清食品グループが駅伝競技から撤退・・・

日清食品グループが駅伝競技からの撤退を表明しました。

日清食品グループ陸上競技部ホームページはこちら

今後は「世界を目指す選手の競技活動をサポートする体制に切り替える」との方針らしく、東京オリンピック日本代表選考レースであるMGCへの出場を決めている佐藤悠基選手と村沢明伸選手以外の12選手への退部を勧告。

そして内定が決まっていた大学生2名に、内定取り消しの通知を出したとの事。

日清食品グループと言えば、ニューイヤー駅伝でも2度の優勝実績があり、かつてはマラソン日本記録保持者・大迫傑選手も所属したエリート集団のイメージが、私にはかなり強くありました。

そんな事もあり、今日は早朝よりかなりの衝撃を持って、このニュースを発見する事となりました。

大活況の箱根駅伝に比べると実業団駅伝は・・・

箱根駅伝が今年、往路復路ともに30%(往路31.4%・復路30.7%)越えの視聴率だったとのニュースがありました。

これだけの注目度を集めるとなると、大学としてもかなりの宣伝効果も見込め、莫大な費用を駅伝部に学校側が投資するというのも頷けます。

一方でニューイヤー駅伝の視聴率は10%台前半(今年は12%前後?)と言われており、日本国内での注目度にもかなりの差があります。

さらにかつては上位常連だった日清食品グループも、ここ最近は成績も低迷気味で、今年の成績は16位。

こうした事から考えると、たしかに企業としての宣伝効果も限定され、経営判断としてはある意味やむを得ないところもあるのだと思います。

とは言え、今まで所属していたチームがなくなる・・・というのはスポーツ選手にとってはこの上なく無念な事であるのは間違いなく、なんともやり切れない思いになってしまいました。

原監督のツイートに思うこと

そんなニュースに反応して、青山学院大学・原晋監督がこのようなツイートをされていました。

原監督はさすが元トップ営業マンだけあって、すごく的を得られた事を書かれていると感心させられました。

・・・と同時に、レベルやチームの目指すところこそ大きく違えど、ランニングチームの代表をしている私にとっては全く人ごとでないと思わされました。

そして自分自身もチームの価値を上げるためには、地域にどれだけ理解を得られる活動をしているか?

ここ最近そんな事を考えることが多くなっていた私ですが、さらにつきつめて今後の活動方針を見直していく必要性を、あらためて痛感させられるきっかけとなった気がしています。

セカンドウィンド四日市の目指すところをそろそろ突き詰めていこう

日清食品グループの選手には、常にレースでの結果が求め続けられてきたと思っています。

他方でアスリートでもなく他にもやるべき事が多い市民ランナーが集まる市民ランニングチームの場合、レースでの結果を求めていくだけでは、チームは絶対に立ち行かなくなってしまう・・・

そんなことを、ここ最近は特に考える事が多くなっていました。

マラソンではレースでのゴールタイムという明確な数字で結果が出るため、目標設定の非常にやりやすい競技だと思っています。

ただアスリートを目指しているわけでない限り、マラソンを続けていく中で、レース結果だけを目標にするのは何か違う気がしています。

そしてレース結果だけをチームとして目指していくわけでないのであれば、レース結果の先に目指していくものを、チームとして提示していく。

それが今後のセカンドウィンド四日市の大きなミッションであるに違いない!

・・・と少し脱線した気もしますが、そんな事をあらめて考えさせられた、今回の日清食品グループ駅伝競技撤退のニュースでした。

 

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