古都の由緒ある神社を巡るべく奈良タビランを実施してきました①

平安時代の中頃、朝廷により特に特別の崇敬を受けた神社として、上七社・中七社・下八社からなる「二十二社」という特に格式の高い神社が選ばれました。

この二十二社の中には、三重県が誇る伊勢神宮も特に格式の高い上七社に名を連ねていたのですが、その二十二社のほとんどがかつての都であった京都や奈良にあります。

この二十二社はいずれも劣らぬ由緒ある聖地となると、一応神社好きを自称している私としては、絶対にすべて参拝しておきたいという事で・・・

いつもと趣を変えたタビランを楽しむべく奈良へ

昨日は青春18切符が1枚余っていたという事で、急遽遅めの夏休みをとることにし、JRに乗って奈良を旅ランすることにしました。

まず最初に停車した駅は奈良県橿原市にある畝傍(うねび)駅。

そしてまずは向かった先は、近鉄の車内アナウンスなどで以前からよく社名を聞いており、一度は参拝してみたいと思っていた橿原(かしはら)神宮。

JR畝傍駅から走って3.5㎞ほどの距離にある橿原神宮が建てられたのは明治時代の1890年と、初代天皇・神武天皇が祀られているにしては意外と新しい神社。

その橿原神社長く続く参道を歩いていくと、かなり巨大かつ立派な門がそびえたっていて、門をくぐると、反対側の入り口にも同様に巨大かつ立派な門が。

そしてさらに奥深く入っていくと、これまた広大な敷地の中に、三重県ではなかなかお目にかかれないような立派な拝殿が。

早速古都・奈良のスケールの大きさを実感させられることとなりました。

ずっと参拝したかった大神神社

そして次に向かった先は、橿原神宮から走って9㎞ほどの距離にあり、二十二社・中七社にも名を連ねていた奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社。

道中なぜかGoogleMapのナビが、遠回りの道を案内するスパルタモード(?)に変更されたのか、13㎞ほど走らされる羽目になったのですが、いざ大神神社に近づくと巨大な鳥居が。

そして鳥居をくぐると、かなり多くの参拝客でにぎわっており、汗まみれでここまで走ってきた私の姿は、さぞかし見苦しいものがあったと予想できます・・・

そんな話はともかく、大神神社はその背後にある三輪山をご神体とする神社で、大物主大神様(おおものぬしのおおかみさま)という神様を祀り、日本最古の神社とも言われるかなり由緒ある神社。

この大神神社、今回の旅で最も参拝したいと思っていた神社だったのですが、思いのほか境内は広く、1時間近く境内の中を巡回することとなりました。

ちなみにご神体の三輪山はかなり特別な山らしく、特別な許可がないと登ることはできないそうなのですが、いつかこの三輪山に登るのが私の夢の一つだったりします。

なぜかご縁を感じている大和神社

そして大神神社を出た後は、奈良県天理市にあり、二十二社・中七社にも名を連ねていた大和(おおやまと)神社に向かう事に。

ここまで15キロを超える距離を走っていた上に、橿原神宮、大神神社と予想外に広大な境内を歩き回っていた影響か、脚取りは異常なほど重く。

せめてもの救いだったのは、かなり涼しい風が吹いていたことだったのですが、それでもかなり蒸し暑く、大神神社から走って8㎞ほどの距離にある大和神社に到着した時には、もうフラフラの状態でした。

この大和神社には、伊勢神宮が創建されるより前の時期に、内宮に祀られる天照大御神と同じ宮中内にて祀られたとされる日本大国魂大神おおとこぬしのおおかみという神様が祀られています。

そしてこの神社はかつては世界最強ともいわれた戦艦大和の守護神とされていたのですが、実は祖父がかつて戦艦大和に載っていた事があるというというご縁もあって、なぜか私にとって特別な存在の神社の一つだったりします。

そんな大和神社の境内には戦艦大和関連展示室もあるという事で、こちらの方もじっくり見学させていただきました。

そんな感じで、橿原神宮→大神神社→大和神社と1社参拝するだけでもかなり見どころ満載の格式高い神社を巡礼し、もはやお腹いっぱいの状況ではありましたが、せっかく奈良まで来たのでという事で、次の目的に向かって走り始める事となりました。

 

 

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