嬉野巡りランにて国史跡の古墳近くに鎮座される最強の大菩薩様にまさかの遭遇?

みえ松阪マラソンも中止がほぼ決定的

ホームページにはまだ公開されていませんが、先日某新聞にてみえ松阪マラソン中止の記事が出ていました。

唯一年内に開催される可能性があると個人的に思っていたみえ松阪マラソンまで、中止がほぼ確定的。

いよいよもって2020年中に開催されるフルマラソンは、ほぼなくなってしまったな・・・

そんな事を考えていた週末の日曜日の朝、私自身はみえ松阪マラソンのスタート地点に立っていました。

嬉野巡りラン前半は伊勢街道巡り

今日は朝よりセカンドウィンド四日市メンバーと、「第1回三重巡り尽くしラン」を松阪市にて実施しました。

松阪市と言っても、今回走ったのはみえ松阪マラソンのコースのメインとなる松阪市街から少し外れて、限りなく思いつきとしか言いようのない理由により、三雲町そして嬉野町を走る事となりました。

スタートしてまず向かったのは近鉄松ケ崎駅。

そこから日本ウオーキング協会が選定している「美しい日本の歩きたくなるみち500選」に選定されている「伊勢街道・三雲町から松阪市へのみち」なるコースを走っていく事にしました。

このコースは昔ながらの町並みが続き、常夜灯や道標が多く残る伊勢街道筋の雰囲気を味わえるのが特色とされています。

そんな伊勢街道沿いにある常夜灯や道標など目に付くスポットを楽しみながら走っていたのですが、今回走った伊勢街道は比較的直線が多いうえ、車通りもそれほどなく、信号もほとんどなくと非常に走りやすく。

そんなコースを最初は楽しみながら走っていたのですが、嬉野を代表する人物で北海道の名付け親として知られる松浦武四郎の生家に到着した頃には、早くも暑さにばて気味の状態になっていました。

嬉野巡りラン後半は古墳巡りの予定でしたが・・・

後半にかけては暑さでバテバテになり、13キロほど走った段階ですでに走るのをやめたくなる有様。

それでもメンバーに引っ張っていただく形で、「伊勢街道・三雲町から松阪市へのみち」のゴール地点である近鉄中川駅に到着する前に、少し寄り道して西山古墳へ到着。

その次の目標地点として、国史跡・向山遺跡に向かう事にしました。

今回の嬉野ランを実施するにあたり、事前にいろいろ調べてみたところ、嬉野町は縄文時代以降の遺跡が集中する原始・古代の宝庫で、前方後方墳の形態をとる前期古墳が集中する、県内でも特異な地域だそうです。

その前期古墳が現在「西山古墳」「筒野1号墳」「錆山古墳」「向山古墳」と4基確認されているらしく、当初この4つの古墳を巡ろうなどと考えていました。

・・・がそんな意欲は暑さによって完全に損なわれていたため、とりあえず4つの古墳のうち最大とされる向山古墳に向かう事にしました。

今回の嬉野ランは松阪に土地勘のあるメンバーの方に引っ張っていただいたため、ここまで道に全く迷うことなく走れていたのですが、どういうわけか向山古墳についてはなかなか見つける事ができず。

そして迷いに迷っているうちにたどり着いたのが、北斗山向山院なる看板。

この看板によるとこの院に鎮座される北斗行者大菩薩は、願えば如何なる願いもかなうとの事。

そんなある意味最強とも言える菩薩様に手を合わせ、近くにある「ふしぎ山」という文字通り不思議な山近辺をさまよっていると、偶然軽トラックでやってきた地元民と思われる方が、向山古墳の場所を教えてくれました。

「向山古墳の場所を知りたい」・・・そんなささやかすぎる願いを叶えてくださった北斗行者大菩薩様のご利益は絶大!

・・・とそんな話はともかく、なんとかたどり着いた向山古墳の看板は「まさか国史跡がこんな分かりにくいところにあるとは誰も思わないであろう・・・」としか言いようのない、とんでもなく分かりにくい場所にありました。

一体今まで何人の方がこのお宝的な看板を目にしてきたのだろう・・・そんな疑問だけを残して、向山古墳を後にした後は、松阪農業ベルファームを経由して、スタート地点の松阪市文化財センター「はにわ館」前に到着しました。

今後の三重巡りランの最大の難敵はやはり・・・

特に走る距離を調べることなく、行き当たりばったりで実施した嬉野巡りランでしたが、走った距離は30㎞と、間違いなく今年度最長の距離を走った事になり、走り終えた後はなかなかの疲労具合でした。

ただ土地勘のあるメンバーおかげで30㎞でなんとかおさまったというだけで、方向音痴かつ行き当たりばったりの私一人で今日の立ち寄りスポットを全部巡ったとしたら、いったい何キロ走らなければならなかっただろう?

そんな疑問こそありましたが、なんだかんだで小回りの利くランニングだからこそたどり着けるような未知のスポットを発見しながら走り進めていくのは本当に楽しく。

次回はどんな発見があるのか・・・などと考えると、早くも次回開催が我ながら楽しみです。

ただ問題となるのは今後ますますひどくなるであろう暑さ。

今日は曇っていたうえ、比較的涼しい風が吹いていたにもかかわらず、走り終えた後は暑さで完全にバテバテでした。

今後さらに暑さが増すであろうことを考えると、日差しの強い街中を走るのはかなりリスクが高い気がしました。

・・・となればどうすれば暑さをしのぎながら、今日のような未知の発見を楽しみながら走る事ができるかなどを、十分に検討して次回企画を練りたいと思っています。

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