まだ今週末に大阪マラソンが残っていますが、先週末に神戸マラソンが終わって、秋の主要レースがほぼ終了しました。

私含め、メンバーのほとんどが程よい悔しさを残して、秋のフルマラソンを終えた感のある今シーズン。

そんな今シーズンは、チームにとって絶好の飛躍のチャンスの時だと思っています。

夏場の走り込み不足は否めず

今年の夏、そして9月は異常な暑さが続き、普通に走ることすら過酷な異常な天候が続きました。

その影響でチーム練習として、なかなか長い距離を走るメニューを組むことをためらってしまい、メンバーの皆さんにフルマラソンを走り切るために十分な走り込みを行っていただく事ができませんでした。

そのためフルマラソンを走り切るためにじゅうぶんな脚を作りきれなかった事が、かなり気がかりだったこの秋。

そしてその心配はほぼ現実のものとなってしまい、フルマラソンレースでメンバーの多くの方から、レース後半で脚が動かなくなった、脚がつってしまった・・・というお声を聞かせていただく事となりました。

夏場練習ができていたメンバーはかなりスピードアップ

一方で今年の異常なまでの暑さの中でも、練習を継続できていたメンバーのみなさんは、心肺機能がかなり強化された気がしています。

そのためスピード練習でのペースは、シーズン前に想定していたよりかなりアップしているメンバーもかなり多く、確実にスピードの底上げはできている気がします。

一方で3〜5キロ以上の距離を速いペースを維持して走るとなると、かなり苦手なメンバーが多いのも事実で、今後の平日練習の課題はメンバーのスピード持久力の底上げに絞り込むべき時期に差し掛かってきています。

夏場に練習が思うようにできなかったメンバーも、なんだかんだでレースシーズンの実戦力をつけるために、何より現段階で最優先すべきはスピード持久力のアップ。

・・・という事で、これから春のレースシーズンまではペース走やロングインターバルメインで、よりレース本番に向けて実戦的な能力を高めていこうと考えています。

メンバーに自信を植え付けよう

42.195kmを走り切るための脚そして身体づくり、そしてペース走メインのスピード持久力強化。

これが今シーズンのこれからのチームの最重要強化ポイントとなってくるわけですが、もう一つ強化したい重要なポイントがあります。

それはメンバーの皆さんに自信を植え付ける事。

秋のフルマラソンでは多くのメンバーが思い通りの走りができず、悔しい思いをされました。

ただ悔しい思いというのは、しっかり練習してきたという自負がなかったり、ある程度自分の自信がない限り、芽生えてくるはずもないもの。

そう考えると、悔しさを前面に出されるメンバーの方が今シーズン多いのは、本当にいい傾向だと思っています。

そして今の悔しい思いに、何かしらの自信を手に入れる事ができれば、今シーズンまだまだ記録を大きく伸ばせるメンバーはかなりいらっしゃいます。

そんなメンバーの大きな力となりうる自信を植え付ける事が、私にとってこれから何より大きなミッションだと思っています。

まずは自分自身ががんばろう

42.195kmを走り切るための身体づくり、そしてスピード持久力の底上げ、そして自分に自信を持つ事。

この3つは、メンバーの皆さんにえらっそうな事を言える身分でなく、真っ先に私が身につけていかなければならないものです。

他のランニングチームのコーチの方々と違って、陸上経験がそれほどあるわけでもなく、たいそうな実績も持ち合わせていない私の場合、自分自身が率先して強くなって、メンバーの皆さんを引っ張っていかなければなりません。

・・・という事を不調や故障が続いたここ3年ほどは、考えることすら億劫でしたが、なんだかんだで上り調子にある今シーズンは自分の走りでチームを引っ張る気概も持っていきたいところ。

・・・というわけで現在はじゃっかん風邪気味で、2日ほど走るのを休んでしまいましたが、明日からは気を取り直して、2週間後に迫ったお伊勢さんマラソンに向けて調子をしっかり上げていきたいものです!!

 

 

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