古都の由緒ある神社を巡るべく奈良タビランを実施してきました②

日本の神社の中には、神様の使いとして位置付けられている動物がシンボルとなっている神社が数多くあります。

中でも有名どころとして全国で3万社近くあると言われる稲荷神社のキツネが有名なのですが、神の使いとして信仰されている動物にはウシ、サル、ヘビなど数多くいます。

そんな神の使いとなる動物の中には、置物などの形でなく、実際に生きた動物として参拝客を出迎えてくれる場合もあります。

ニワトリさんが迎えてくれる石上神宮にて参拝

木曜日に実施した古都・奈良タビラン、青春18きっぷを活用してJR畝傍駅で下車して、奈良県橿原市にある橿原神宮、桜井市にある大神神社、天理市にある大和神社と20㎞程を走ったあと、向かった先は同じく天理市にある石上(いそのかみ)神宮。

この石上神宮は大神神社や大和神社と同じく二十二社・中七社に列する由緒ある神社で、大和朝廷の有力な豪族として名をはせた物部氏の総氏神として、昔から健康長寿や除災招福の守護神として信仰されてきたようです。

そんな石上神宮の前では、かわいらしいニワトリさんがお出迎え。

さらに境内に入っていくと、さらに数匹のニワトリさんがお出迎え。

石上神宮では数種類もの鶏が40羽放し飼いにされているらしく、夜明けに鳴いて時を告げることから、「神の使い」として敬われているそうです。

そしてさらに中に進んでいくと、こちらでも三重県ではなかなか見られないような立派な楼門がそびえたっていました。

そして楼門をくぐると、拝殿もかなり立派な建物と、さすが二十二社に数えられる由緒ある神社とあらためて感心させられる事となりました。

ちょっと天理市にて寄り道ラン

本来ならこの後、最後の目的地の奈良市まで走っていく予定だったのですが、お腹がかなり減っていたこと、そしてここまで25㎞走ったうえ、参拝した神社がどちらもスケールが大きすぎ、結構歩き回ったという事で、脚にはかなりダメージが残っていたため、その予定は断念。

その後奈良と言えば・・・と私が勝手に思っている天理ラーメンを食べに行くべく、天理の商店街に向かう事にしました。

その途中には天理教のかなり立派な本部神殿が。

今年の12月に走る奈良マラソンでも、途中立ち寄る事になる天理教ですが、まさかこれほど立派な神殿があるとは思っておらず、さすが地域の方々の後押しによって市の名前の由来までになった宗教はスケールが大きいと、ただただ感心させられる事となりました。

そんな天理教の施設の前を通り過ぎて、向かった先は天理本通り商店街にある天理スタミナラーメン。

彩華ラーメンと並ぶ天理ラーメンの雄ともいえる「天理スタミナラーメン」は、学生時代から何度も食べに来ているのですが、そのおいしさは昔も今も変わらず、本当においしくいただきました。

最終目的地・春日大社では鹿がお出迎え

そして天理ラーメンを食べた後は、青春18きっぷを使って、天理駅から奈良駅まで電車移動。

そして奈良駅に到着した後、向かった先は今日の最終目的地と予定していた春日大社。

奈良公園内にある春日大社ですが、奈良公園は予想をはるかに上回る広さで、公園に入ってからしばらく歩き続けても、一向に春日大社にたどり着ける雰囲気もなく、蒸し暑さも相まって、少しキレれそうになっていましたが、奈良公園のシンボル・鹿さんに導かれるようになんとか春日大社に到着。

そして鳥居をくぐってしばらく行くと、こちらもここまで巡った神社に全く引けを取らない立派な門がそびえたっていました。

春日大社は伊勢神宮などと並んで二十二社・中七社に列した、かなり格式の高い神社で、平城京の守護として国民の繁栄を祈願するために創建され、平安屈指の名家・中臣氏・藤原氏の氏神を祀り、ユネスコ世界遺産の一つとしても登録されるなど、とんでもない肩書が並ぶまさしく奈良を代表する神社。

主祭神として祀られるタケミカヅチノミコトが白鹿に乗ってきたとされることから、鹿を神使としていてと、奈良公園のシンボルである鹿とのつながりも深い神社です。

そんな春日大社にて参拝した後は、心なしか足取りも軽くなり、JR奈良駅まで気持ちよく歩ききって、ラン・ウォーク合わせて約30㎞近い古都・奈良の神社巡りタビランウォークを終了する事となりました。

今回の奈良タビランを実施して改めて思ったのは、旅ランウォークと5枚つづりで11,850円(1回あたり2,370円)でJR線の普通列車乗り放題の青春18きっぷはとにかく相性がいいという事。

ちなみに青春18きっぷは春季用が3月1日~4月10日まで、夏季用が7月20日から9月10日、冬季用が12月10日から1月10日までと期間が決まっているという事で、次回は冬季用で年末のタビラン計画をじっくり練っていこうと思っています!

 

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