私が信奉するメンタルトレーニング理論「No.1メンタルトレーニング」には、「ワクワクする目標を設定する」事が何より大切だと書かれています。

マラソンについてもこの事は同様で、私自身ワクワクする目標を設定して、本気でその達成を目指していた頃は、かなり練習に前向きに取り組めていました。

ただその目標が遠のけば遠のくほど、走るモチベーションも下がってしまっていたのですが・・・

一度は実践してみたい服部勇馬選手の見事なラストスパート

お伊勢さんマラソン終了後の移動の途中で、テレビで福岡国際マラソンの中継をやっているのが目にとまりました。

福岡国際マラソンはマラソンのトップランナーのみが出場できる大会で、市民ランナーにとってはとんでもなく狭き門と言える大会で、出場する事自体が最上級のステータスになります。

今回の大会は元日本記録保持者・設楽悠太選手をはじめとした有力ランナー目白押しの大会だったのですが、40キロ過ぎから見事としか言いようのないラストスパートで服部勇馬選手が抜け出し、日本人としては14年ぶりの優勝。

どのレースであってもフルマラソンで40キロ過ぎからペースアップできた事など一度もない私にとって、服部選手のラストスパートはまさに圧巻。

こういう走りをここぞというレースで実践してみたい、心より思える、本当に見事な服部選手の走りでした。

5年前までは本気で目指していた福岡国際マラソン

6年前の2012年5月の洞爺湖マラソンにて、自己ベストの2時間45分35秒を出した時、市民ランナーとしてはこれ以上の目標は考えにくい「福岡国際マラソン出場」を目標に設定しました。

当時の福岡国際マラソンの出場資格は2時間42分切りと、あと3分ちょっと自己ベストを更新できれば達成できる数字でした。

その後故障や体調不良で走れなかった時もあったものの、特にレース直前3ヶ月ほどはかなりハードな練習量で臨んだ5年前の2013年5月の洞爺湖マラソン。

コンディションも万全で、30キロ過ぎまでは当時の目標としていたキロ3分45秒ペースを維持できていたものの、そこから徐々にペースダウンしてしまい、結局ゴールタイムは2時間45分59秒。

練習量もじゅうぶんで、今考えても私にとってピークとも言えるタイミングで出場した大会で、2時間42分を切る事ができず。

この時に目標としていた福岡国際マラソンがとんでもなく遠ざかったように感じてしまい、走るモチベーションが一気に落ちてしまった記憶があります。

その後さらに福岡国際マラソンの出場資格は2時間40分、そして現在は2時間35分とますます目標は遠ざかってしまいました。

どんどん遠ざかっていく福岡国際マラソンですが・・・

そして今の私のフルマラソンでの結果は2年連続完走すらなしの状態から、1ヶ月前の今年の11月、ようやく完走できたタイムが3時間9分59秒。

5年前の記録から見ても、24分の開きができてしまっています。

さらに現在の福岡国際マラソンの出場資格を得るためにはさらにタイムの10分の短縮が必要と、34分もの開きが生じてしまっており、もはや福岡国際マラソンは全くの人ごとになりつつありました。

ただ気がつけば私も43歳と、年齢からくる衰えなどから考えてみても、福岡国際マラソン出場を目指すならここ2〜3年がやっとといったところ。

今の段階で福岡国際マラソン出場を諦めて、今までと同じようにダラダラ練習を続けてしまっていては、一生後悔を残してしまう。

かつて目標としていた福岡国際マラソンを走るランナーの姿をテレビでみているうちに、そんな思いが大きくなっていくのを感じました。

もう一度一からやり直そう

そして昨日の夕方はセカンドウィンド四日市の忘年会。

美味しい焼肉をいただきながらの忘年会だったのですが、ずっと考えていた事は「このまま福岡国際マラソンを諦めてしまっては絶対にいけない」という事。

お伊勢さんマラソンで現状の実力を知り、ますます福岡国際マラソン出場権が遠のいた事を痛感した今の私が立てる目標ではないのかも知れませんが、今の自分は故障箇所も全くなく、十分な練習を積み重ねていく事が可能です。

さらに5年前の自分に比べれば、はるかにマラソンに関する知識も増えており、当時にやってこなかった新たな取り組みも取り入れていけば、まだまだ自分は絶対にやれると思っています。

そして何より5年前の走るモチベーションが今は完全に戻りつつあるという事で、とにかく自分の可能性を強く信じて、もう一度一からやり直していこうと思います。

 

おすすめの記事