インスタグラムの会社を知ってインスタへの偏見をなくそう

オシャレでスタイリッシュなライフスタイルを持つ選ばれた方々のみが利用できる特別な空間、それがインスタグラム。

・・・などと見方によっては、かえってインスタグラマーの皆様をディスっているのではないかと誤解を招きそうな事ばかり書いている私ですが、私はオシャレな方も、スタイリッシュなライフスタイルを持っていらっしゃる方も、私にはないものを持っていらっしゃる方としてしっかり敬意を持っています。

そんな話はともかく、新規事業をはじめるうえでインスタグラムの活用は、今の時代、絶対に避けて通ることなどできないという結論に至っている私。

ただいつまで経っても全く拭えないインスタグラムへの偏見をなくさない限り、私のインスタデビューは遠のくばかりという事で・・・

ビジネス書「インスタグラム」を衝動買い

先日本屋に立ち寄った際、オシャレなデザインの表紙と魅力的なキャッチコピーが書かれた帯に惹かれ、「インスタグラム:野望の果ての真実」というビジネス書を購入しました。

この本の帯にはこのようなことが書かれています。

●世界のビジネス書の頂点「フィナンシャルタイムズ&マッキンゼー BUSINESS BOOK OF THE YEAR 2020」受賞
●名だたるメディアの「年間ベストブック賞」を総なめ!(エコノミスト誌、フィナンシャルタイムズ紙、フォーチュン誌、Inc誌、NPR、 etc……)

ただでさえインスタグラムについてより詳しく知りたいと思っていたタイミングであった事に加えて、名だたるメディアが認めた本なら、まず読んで間違いであろう。

さらに言えばナイキ創業者フィル・ナイト氏の自伝「SHOE DOG」を読んで、ナイキ大好き人間になったように、「インスタグラム」の創業から今までの成り立ちを知れば、私も多分インスタグラム大好き人間になれるであろう。

もっと言えばインスタ映えを連発する、オシャレでスタイリッシュな生活を送るセレブな人間にもなれるであろう・・・という事は何があっても絶対にありえない・・・などとどうでもいい事を考えながら、本を読みはじめる事にしました。

超面白いビジネス書「インスタグラム」

そんなわけで読み始めたビジネス書・インスタグラムですが、ただひたすら読み物として面白く、夢中になってあっという間に200ページちょっとまで読み進んでしまいました。

この本ではインスタグラムの共同創業者ケビン・シストロム氏の話を中心に、インスタグラムの創業までの経緯から、現在までインスタグラムがどのような発展を遂げてきたかが書かれています。

「SHOE DOG」で悪役的な存在となったアシックスのように、今回の「インスタグラム」で悪役的な存在となってきそうなのがインスタグラムの親会社でもあるフェイスブック。

フェイスブックは世界最大のSNSでその利用者数は29億1000万人(2021年12月時点)であるのに対し、インスタグラムは10億人(2018年6月時点)と、今出ているデータだけを見れば利用者数にかなりの差がありますが、確実にインスタグラムがフェイスブックに迫ってきつつあります。

一方で日本ではフェイスブックの利用者数が2600万人(2019年7月時点)であるのに対し、インスタグラムの利用者数は3300万人(2019年3月時点)と、インスタグラムがフェイスブック利用者を上回るなど、国によっては親子会社の逆転現象のようなものも起こっています。

そんな背景を知っていると、インスタグラムの創業時から、フェイスブックによるインスタグラムの買収、そして買収後の事業展開と続くストーリー展開がより面白いものとなってきます。

ちなみに今の私の読んだところまでだと、インスタグラムが親会社であるフェイスブックにそれほど介入されず、順調に独自性を発揮して発展してきたところなのですが、これからいよいよ経営方針が大きく異なるフェイスブックの介入がはじまり、ドロドロの展開になっていきそうな雰囲気です。

結局インスタに抱いていた偏見は・・・

そんなわけで続きが気になって仕方のないビジネス書「インスタグラム」ですが、ここまで私が読んできた内容だけだと、かえってインスタグラムに投稿する意欲が失せてしまっています。

「インスタグラムはセレブ製造機と呼ばれている」、「フォロワー数の多さで学校での地位が決まる」、「インスタのプロフィールがダメだとキャリアにも傷が入る」・・・などなど、むしろ私が偏見と思っていたインスタのイメージがそのまま本に書かれている気がしています。

その事を理由に、インスタの活用をやっぱりやめよう・・・という事でもないのですが、今のままではインスタに何を投稿しても馬鹿にされる気がして、投稿するたびにビクビクしながら過ごさなければなりません。

そんな状況では、せっかくインスタをはじめたとしても、ただただ疲れるだけという事で、今後の本の展開が私のインスタ恐怖症を取り払ってくださる内容であることを祈いながら、続きを読み進めていこうと思っています!

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