旬なものにはすぐに乗っかる

それが私の性分なのですが、例年箱根駅伝が終わると、多く報道されることとなる優勝チームの取り組みを、ネットや雑誌などで調べ、すぐに真似をしたくなります。

そして今年の箱根駅伝で優勝したのは10時間52分9秒の大会新記録をも叩き出した東海大学・・・という事で、早速今回の箱根駅伝に向けた東海大学の取り組みを調べてみました。

黄金世代の3年生がとにかく強いスピード集団

東海大学の3年には高校時代、各高校のエースが揃う全国高校駅伝1区上位の6人のうち5人が入学し、「黄金世代」と呼ばれ続けてきました。

その黄金世代の活躍はむしろトラック種目で目立ち、今回の箱根駅伝で5区を走った館沢選手は、実業団のトップランナーも揃う全日本選手権1500mで2連覇を果たすなど、世界で戦える選手の育成という東海大学の方針のもと、スピード強化がメインとなっていました。

ちなみにそんな練習に打ち込む東海大学の選手の様子を紹介した動画があるのですが、ものすごく格好いいです。

そんなスピード強化の方針が結果にもあらわれ、超一流ランナーの証の一つであるとされる5000m13分台は、黄金世代の3年生を含む東海大学のチーム全体で16名と、圧倒的なスピード軍団となっています。

そんな東海大学ですが、昨シーズンからも言われていたのが、箱根駅伝など長い距離のレースになると勝てないという事。

今年の箱根駅伝も、東海大学がそのイメージから脱却して、黄金世代のメンバーがそのスピードを生かした走りができるのかが大きな焦点となっていました。

箱根仕様の練習で「速さを強さに」した東海大学

そんな東海大学ですがスタミナが弱点であることは十分認識しており、今年のチームテーマは「速さを強さに」。

そのテーマのとおり昨年の夏合宿では一切スピード練習を行わず、ロードでの走り込みを大幅に増やしたそうです。

その結果エース格のメンバーにも故障者が続出し、メンバーから多くの不満も出たようですが、それでも方針を変えず。

さらに昨年の11月から12月には例年以上に20キロや30キロの長距離練習を行い、あの館沢選手が「地獄のようだった」と振り返るほど、ロードでの練習量を増やす「箱根仕様」の練習を続けた結果が、今回の大会新記録での総合優勝。

エリート集団とも言われた東海大学の黄金世代のメンバーが、泥臭く走り込んだことでスタミナを強化し、今回の結果につなげたというのは、私のような庶民にも大きなヒントを与えてくれました。

箱根の距離でもロード強化が実を結ぶなら・・・

箱根駅伝のような20キロ前後のレースを走り切るためでも、ロードでの走り込みによるスタミナ強化が実を結ぶ。

・・・となると42.195キロの長丁場を走り切ることとなるフルマラソンなら、さらにロードでの走り込みの重要度が増すのでは?

そんなわけでこれから私自身が約1ヶ月後に控える紀州口熊野マラソン・フルに向けては、今更感は否めないものの、ロードでの走り込みをメインに行う箱根仕様ならぬ「紀州仕様」の練習法でやっていこうと思っています。

もともとトラックでの練習が苦手で、ロード練習の方が楽しく、自分をしっかり追い込めるきらいのある私ですが、どこかロード練習メインでフルマラソンに臨むのに抵抗がありました。

ただ今回箱根仕様で箱根駅伝を制した東海大学の結果が、そんな私のロードメインの練習方針変更を大きく後押ししてくれる事となりました。

当面のメイン練習は早朝のロード練習

そんなわけで今日は早朝より15キロジョグ。

一昨日に25キロ、昨日は21キロを早朝練習で走り込んだという事で、今日は距離は少し抑えめにしたのですが、その分ペースは最初からキロ4分15秒ペース、後半にかけてはキロ3分40秒前後までペースアップし、しっかり追い込んだ練習ができました。

当面ロード練習のメインとなるのは早朝練習。

昨年までよく走っても7キロ前後だった早朝練習ですが、今年に入ってからは早朝でもしっかり距離を踏めるようになってきています。

さらに早朝より、かなりペースを上げて走れるようになってきているという事で、しばらくは早朝練習こそポイント練習の位置付けで、しっかりロード練習でスタミナ作りを行っていこうと思っています。

 

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