「ナイキ ズームフライ」と「ナイキ ズームフライニット」の性能比較をやってみました

今シーズンは「ナイキ ズームフライ」と心中する。

・・・とばかりに、11月からはほとんどの練習でズームフライを履くようになりました。

そして現在は「ナイキ ズームフライ」と「ナイキ ズームフライニット」の2足を所有しているのですが、この2つは同じズームフライシリーズでありながら、履き心地や走っている時の感覚が結構異なります。

そこで今回の記事では、この2つのシューズの性能の違いを調べてみることにしました。

ナイキ ズームフライの特徴

ナイキ(ナイキ) ズーム フライ 880848-101FA18 (ホワイト/27.0/Men's)

ナイキズームフライシリーズの大きな特徴として挙げられるのが、「自然と前傾姿勢になるシューズ形状」「とんでもない推進力を生む高反発プレート」「クッション性が高いわりに結構軽い」の3つ。

その中でナイキ ズームフライについて詳しくみていきますと、まず反発力を生む高反発プレートは「カーボン混ナイロンプレート」と、上位モデルであるヴェイパー4%シリーズに搭載されているカーボンファイバー製プレートより少し反発力が劣るようです。

そしてクッション性を大きく左右するミッドソールは、ナイキの多くのランニングシューズに搭載されているらしい「lunarion(ルナロン)」が採用されています。

そしてシューズのアッパー部はほぼ縫い目のない一体型のFlymeshアッパーなるものが、通気性を確保してくれ、涼しい履き心地を提供してくれるようです。

ナイキ ズームフライニットの特徴

[ナイキ] ズーム フライ フライニット メンズ ランニングシューズ AR4561 ブラックXイエロー 28.0

一方で同じズームフライシリーズでありながら、大幅にスペックが変更された「ズームフライニット」の特徴をみていきますと、まず反発力を生む高反発プレートはなんとヴェイパー4%シリーズと同じ「カーボンファイバー製プレート」を採用。

まだ私自身、この違いを実感する場面というのはそれほどでもないのですが、私がフォアフット着地を自分のものにした時には、かなりの違いが出ると思っています。

そしてミッドソールには、これまたヴェイパー4%シリーズと同じ「react(リアクト)」が採用されています。

このミッドソールも採用により「lunalion」を採用するズームフライと比較して、より反発がよく、より軽く、そしてより柔軟な走りができるようになるそうです。

ただこの違いも現在の私にはよくわからないというのが実際のところです・・・

そしてズームフライと、ズームフライニットの最大の違いと言えるアッパー素材は、伸縮性の高いFlynitアッパーが吸い付くように足の甲まわりをフィットさせてくれます。

ズームフライとズームフライニットを履き比べた時に、最も顕著に出る違いはまさにここで、はじめてズームフライニットを履いた時は全く別のシューズを履いているような感覚になりました。

個人的に感じる両シューズの違い

・・・というわけでスペックだけ見ると、かなりズームフライニットの方が性能が上のように感じますが、私はと言いますと現段階ではそれほど大きな違いを感じていません。

大きな違いを感じるアッパー素材についても、柔軟性のあるFlynitアッパーより、むしろ足の甲部分をしっかり固定してくれている感のある一体型のFlymeshアッパーのほうがいいのでは・・・と思うことすらあります。

ちなみにズームフライとズーフフライニットの重量を比べると、高反発プレートの素材の違いからか、ズームフライニットの方が少し重いようです。

ただズームフライニットの方が足にしっかりフィットするためか、走っている時の感覚では、ズームフライニットの方が軽く感じるというのが実際のところです。

あと高反発プレート「カーボンファイバー製プレート」と「カーボン混ナイロンプレート」の違いは、極端なフォアフット走法で走らざるを得ない全力走になるとカーボンファイバー製プレートのとんでもない反発力を感じますが、キロ4分前後までのペースでの走りなら、それほどの差があるように感じていなかったりします。

ただこれは私がまだ世界のトップランナーをも魅了する「カーボンファイバー製プレート」を搭載するズームフライニットを、完全に履きこなせていないからというだけの理由かもしれません・・・

2つのシューズを用途に合わせて履き分けよう

現状の私のこの2つのシューズの使い分け方法としては、雨の日の練習、ジョグ、そして走り込み練習でズームフライ。

そしてスピード練習やレース用途として、ズームフライニットを履くようにしています。

ただ私にとってこれが正解なのかどうかはさっぱりわからず、同じ練習を実施して、その差を体感し、あらためて両シューズの使い分け方法を検討するのも一つの手かもしれない。

そんな事を考えてしまうほど、2つのシューズのスペック自体は結構大きな違いがある事を発見した「ズームフライ」と「ズームフライニット」の性能比較でした。

 

今回の記事で紹介したランニングシューズ

 

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