
フルマラソン直前期のセオリーの一つに、レースの4~5日前に、5㎞未満の短い距離を、速いペースで走るメニューを実施する・・・いわゆる「最終刺激」なる調整法があります。
レースも1週間を切ってくると、練習をどれだけ頑張ってやったところで、レース本番でその練習効果が出ることはほとんどないそうです。
ただ短い距離を速めのペースで走っておく事で、疲労は残さず、心肺や神経系に刺激を入れることができ、レース本番での身体の動きのキレをよくするなどの効果が期待できるため、できれば最終刺激はやっておくべきなのですが・・・
最終刺激はできそうもないという事で・・・
今日は火曜日という事で、夜は中央緑地公園サブトラックにてセカンドウィンド四日市練習会。
本来ならとくしまマラソンに向けての最終刺激のため、少しスピードを上げて走るべきタイミング・・・ではあるものの、2月初めに発症し、2月中旬に治りかけのタイミングで再発した右ハムストリングの肉離れの違和感はどうあってもぬぐえず。
とくしまマラソンではその肉離れの再発のリスクを抱えながらのレースという事で、ペースはそれほど上げれなさそうな気がしています。
・・・とは言ってもただでさえ走力の衰えが顕著な中、さらにここ1~2か月の間の走り込み不足はもはや疑う余地もなく、ペースを上げて走ったところで何キロ持つのかという話で、全力で走ったところでそれほどペースは上がらないであろう事は想像に難くありません。
それでも何とか3時間半は切っておきたい気がしており、となるとレース目標ペースはキロ5分という事で、今日の練習は5㎞で走ろうと思っていました。
キロ5分ペースで行くはずが・・・
今日の練習メニューは5㎞+3㎞+1㎞。
セカンドウィンド四日市メンバーは最初の5㎞をキロ4分半で走る設定だったため、私自身はメンバーよりキロ30秒遅いキロ5分ペースで5㎞を走って、今日の練習を終了するつもりでした。
・・・がどういうわけか走りはじめると、キロ4分半ペースで走るメンバーにかなり余裕をもってついていける展開に。
たいして頑張って走っているつもりでもなく、むしろキロ5分ペースくらいで走っているつもりでも、余裕でキロ4分半ペースが出せている自分の走りをただただ不思議に感じつつ、距離を重ねていきました。
結局最後の最後までかなりの余裕をもって5㎞を、ちょうどキロ4分半ペース、22分30秒ジャストくらいで走り切るまさかの展開に。
ここで調子に乗って次の3㎞をキロ4分15秒ペースあたりで行こうという考えが一瞬頭をよぎりましたが、肉離れを再発させるのがオチと思い直し、今日の練習はこのあと3㎞ほど軽めのクールダウンジョグを実施して終了する事となりました。
レースシューズはアルファフライに決定
今日の練習で履いたシューズは、トップクラスのランナーも多く履いている「ナイキ アルファフライ」。
今日キロ4分半ペースが異常に楽に感じたのは、間違いなくこのシューズの力だと思われ、走っている最中の脚の接地時に感じる反発力は、まるでバネを履いているかのようでした。
そんなわけでアルファフライの実力のほどを思い知らされたという事で、とくしまマラソンのレースシューズはアルファフライに決定。
もう一つのナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」とどちらにするか迷っていたのですが、今日の走りでアルファフライにとくしまマラソンを託そうと決めました。
もはやシューズの力以外頼るべきものがない・・・そんな情けない状況ではありますが、残り5日となったとくしまマラソンに向け、せめてコンディションだけでもしっかり整えていきたいものです。