「俺たちの箱根駅伝」を読み終えて走るモチベーションが一気に急上昇

マラソンでは筋力の質や心肺機能など多くの身体的要素が必要となってきますが、同様に重要なのが精神的要素。

特にフルマラソンでは精神面の強さがかなり重要な要素になってくると思っていて、精神面が弱っているときは、絶対にいい結果には結び付きません。

特に私のように、気持ちで走る要素が強いランナーの場合、走る気持ちが高まってこないと、いい走りなどできるわけなどないわけなのですが・・・

池井戸潤氏の最新作は箱根駅伝がテーマ

昨日は多度山ランを終えた後、ひたすらむさぼるように一冊の本を読んでいました。

その本と言いますのが、池井戸潤氏著の「俺たちの箱根駅伝」。

「半沢直樹」や「陸王」など池井戸潤氏の著作には弱い立場の人間が、強い力を持ったものに立ち向かい、最後は大逆転を果たす。・・・そんなストーリー展開が非常に多く。

そんな胸のすくストーリー展開に、年を重ねるごとに熱い気持ちを忘れかけているかんのある私であっても、気持ちがいつも熱くなるのを感じます。

そんな池井戸潤氏の最新作、しかもランニングに関するテーマという事で、GWの今のタイミングにこそ、腰を据えてじっくり読んでみる事にしました。

ノンストップで上下巻を一気読み

そんなわけで読み始めた「俺たちの箱根駅伝」。

最初は次から次へと新しい登場人物が出てきて、多少読むのにてこずる感があったのですが、読み進めていくうちに、どんどんストーリーに夢中になってしまい、350ページ以上ある上巻をあっという間に読了し、早々に下巻に突入。

そして箱根駅伝本線について書かれる下巻に突入してからは、もはや休憩をとる時間すらがもったいなくなり、ノンストップで読み進めていく事に。

そして何かしらの挫折を経験しているランナー達が、それぞれの思いをもってタスキをつなげていく度に、何度も何度も目頭が熱くなりました。

結局最後の最後まで息をつく間もなく読み続け、たった1日で上巻と下巻を読了。

久しぶりに本当にいい本に出合えたという満足感とともに、確実に走りに対する気持ちも高まってくるのを感じました。

走る気持ちもだいぶ高まってきたという事で・・・

そんな「俺たちの箱根駅伝」に完全に感化された状態で、今日の午前はセカンドウィンド四日市練習会を富双緑地公園にて実施。

残念ながら小説の登場人物のような力強い走りは全くできず、早々に暑さにばてて、10㎞ほど走ったところでリタイアしてしまう有様。

サボりにサボったツケとはいえ、思うように身体が動いてくれません・・・

ただ何事であっても、諦めずに努力を続けていれば、奇跡を起こせる可能性もゼロではなくなるという、ごくごく当たり前の事を思い出せた今。

またそもそも2か月近く、練習をさぼりにサボったうえ、もともと暑さに極端に弱い私の場合、今は今日の走りでも仕方ないと言えば仕方ないところ。

そしてもともと身体能力というよりは、気持ちの強さが、ランナーとしての一番のとりえだった私の場合、走る気持ちが着実に高まった事については、かなりの収穫に違いない。

・・・という事で、「俺たちの箱根駅伝」のおかげで、にわかとはいえ急激に高まってきた走りに対する熱い気持ちを、なんとか冷ますことなく、維持させていきたいものです!

 

 

 

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