
今年の夏はセオリーどおりにスピードを地道に着実に強化していく。
そんな方針を立てたわけですが、ここ数日夕方になっても30度をこえる暑さが続いており、暑さが何より苦手な私にはどうあってもきびしい状況が続いています。
そんなとんでもなく暑い時こそやっておくべきマラソン練習メニューはと言いますと・・・
30度近い暑さの中での400mインターバルは・・・
昨日は火曜日ということで、夜はセカンドウィンド四日市の練習会を中央緑地トラックで実施しました。
練習メニューは400mインターバル。
ペースはメンバーの方に合わせて90秒と、本来なら余裕のあるペースながら、今の私にはかなりキツそうなペース。
実際走り出してみると、前半300mくらいまでは余裕を持って走れるものの、残り100mがとにかくきつく、なんとか400mを走り切るのがやっとという状況が続きました。
そんな状況で何本も走り続けられるわけがなく、5本目を終えた段階で完全に心折れてしまい、走るのをやめてしまういつもの展開に・・・
本数を重ねるごとに、身体にどんどん熱がこもるのを感じ、5本目は完全にオーバーヒート状態と、あらためて暑さへの苦手意識が強くなってしまう練習となってしまいました。
富双緑地の芝生にてヒルトレーニングを実施
昨日の夜の練習内容を反省して、今日の夕方は久しぶりに富双緑地公園へ。
練習メニューは富双緑地公園のゆるやかな坂道を利用してのヒルトレーニング。
ランニングの専門書の名著中の名著と言われる「リディアードのランニングバイブル」に紹介されているヒルトレーニングは、上り坂を利用してのランニングドリルを行うのですが、このドリルのメニューはどれもきつく、短い時間の練習でもとんでもなく身体に大きな負荷がかかります。
ヒルトレーニングにはジャンプ系のメニューが多く、着地衝撃がかなり大きいのも特徴なのですが、芝生の上で実施すると着地衝撃は大幅に軽減できます。
ただ地面の反発を得にくくなり、上半身を含めた全身を使った大きな動きでメニューに取り組まないと、身体が思った以上に跳ねてくれず、全くと言っていいほど坂道を前に進めません。
そんな富双緑地公園の芝生を利用して、今日はリディアードのランニングバイブルにも紹介されている「ヒルスプリンギング」「ヒルバウンディング」「スティープヒルランニング」という3メニューx2セットをジョグでつないで3セットと、合計3メニューを6セット実施。
30分ほどの練習だったにもかかわらず、ヒルトレーニングをやり終えた後は完全に疲れ果てており、クールダウンジョグすらもままならない状況でした。
きついけど満足度はかなり高いヒルトレーニング
そんなわけで30度を超える暑さの中、今日は富双緑地公園にてヒルトレーニングを実施したわけですが、とにかくキツかったというのが第一感想。
ただそれと同時に、スピードを上げるために必要なハムストリングやふくらはぎまわりの筋肉にしっかりと負荷をかけられており、また身体全体を使ったダイナミックな動きができている実感がありました。
そして足首まわりなど、私の最大の欠点とも言える柔軟性も強化できている感もあり、練習終了後にはかなりの充実感を感じられたのも事実でした。
30分ちょっとの練習で、これだけ充実感を感じられる練習は、今のこの暑さにあってはヒルトレーニング以外に考えられません。
こうなってくると毎日ヒルトレーニングをやるくらいの勢いで、この夏場はヒルトレーニングを強化してみてもいいのではないかという気になってきました。
リディアードのランニングバイブルでは、ヒルトレーニングはスタミナの土台を作ってから、スピード強化に入る前の導入メニューの位置付けで書かれています。
なんだかんだで春先からそれなりにスタミナを強化してきた私にとって、今はヒルトレーニングに力を入れていくには絶好のタイミング!
・・・ということで、7月〜8月にかけてはできる限りガッツリヒルトレーニングに取り組んで、その後のスピード強化に向けた土台をしっかり作っていこうと思っています!!