
これでいいのか三重県
謎多き三重の特殊な世界を徹底解明
そんな帯がつけられた文庫本地域批評シリーズ27 これでいいのか三重県という本を読みました。
アマゾンの書評にて「三重県を馬鹿にしている」などと怒りのコメントも投稿されていたこの本ですが、実際に読んでみると、個人的には三重県のポテンシャルの高さに気づかされた気がして、目からうろこの一冊でした。
そしてこの本に書かれた、私が今まで知らなかった三重県のディープな世界を早速体験したいという事で・・・
三重県が誇る観音様がいらっしゃる大門の街へ
今日は朝よりノルディックウォークのインストラクター研修を受けるため、津市のセンターパレスに行っていました。
センターパレスがある津市大門町は、地域批評シリーズ27 これでいいのか三重県によると、本来の津の繁華街、そして「人を呼ぶことができる街」として紹介されています。
そんな街並みを一度見ておきたいと思っていた私、研修前にまず大門の町並みを歩いてみる事にしました。
まず注目すべきは、浅草観音と大須観音と並んで「日本三大観音」の一つとされている津観音(正式名:恵日山観音寺)。
私自身、津の高校に通っていたうえ、社会人になってからも2年ほど津で営業していたにも関わらず、恥ずかしい話ですが、この津観音の存在を全く知りませんでした・・・
そんなわけではじめて訪れた津観音ですが、五重塔があったり、戦時の大空襲でも焼け落ちなかった観音様がいらっしゃったりと、予想していたよりはるかに立派な寺院にびっくりさせられました。
そして寺院の入り口にはなでた後に身体の悪い場所をさすると、その場所が良くなると伝えられている「撫で石」がありました。
今の私が最も悪いところと言えば、頭か顔である事は間違いないのですが、私も一応ランナーという事で、なかなか足底筋膜炎の症状が治ってくれない右足かかとをさすって、完治を祈願させていただきました。
昭和のかほり漂う大門商店街
この津観音のすぐ近くには、1936年の開業初日には11万人を超え、入り口にはとんでもない行列ができた大門百貨店なる場所があると地域批評シリーズ27 これでいいのか三重県に書かれていました。
地域批評シリーズ27 これでいいのか三重県によると、この建物は現在の松菱百貨店となり、同店が移転するまで繁栄を続けたそうなのですが、現在は廃墟になっているとも書かれていました。
・・・がその建物があったと思われる場所を探してみても、それらしき場所は全く見つからず。
そこでスマホでさらに情報を調べてみると、歴史的価値のあるモダン建築でもあったらしい大門百貨店跡地はすでに解体されたらしく、今は今月新しくオープンされるらしい飲食店などが入る新しい建物に生まれ変わっていました。
そしてその近くには、今の時代にこんな場所が存在したんだ・・・とタイムスリップしたような気分を味わえる「大門商店街 飲食店街」の入り口が。
地域批評シリーズ27 これでいいのか三重県でもこれ以上に昭和の雰囲気を醸し出した場所はないのでは・・・くらいに絶賛(?)されていたこの飲食店街。
この街並みを歩き、古き良き日本の世界を実体験できただけでも、今日は大門にきてよかったと思えたものでした。
ひそかにグルメな方御用達(?)の地・大門
ちなみに津市大門には天むす発祥の店である「千寿」さんというお店があります。
またイチゴ大福発祥の店と言われている「虎屋本店」さんもあります。
今や名古屋のご当地グルメ的なイメージも漂う天むすやイチゴ大福が、実は大門、三重県が発祥の地であった事を、私自身全く知りませんでした。
ただ名古屋にご当地グルメ的なポジションを奪われても、目くじら立てる事も全くない我らが三重県民を心より素敵だと、個人的には思っていたりします。
まだまだあるはず津のディープな場所を発掘しよう
そんなわけで今日は今まで何度も何度も津市に訪れているにもかかわらず、なぜかほとんど行った記憶がない津市・大門の街に足を踏み入れさせていただいたわけですが、歩いている途中はとにかくワクワクが止まりませんでした。
また大門は夜の街と言われているため、たぶん夜に行けば全く異なる顔を見せてくださる気がしており、また夜の時間帯に一度訪れてみたいとも思いました。
そして津市には大門以外にも、まだ私がほとんど訪れたことのない未知の地が多く眠っているような気がしてきていて、ますますもってワクワクが止まりません。
そんな津市には、今後仕事などで訪れる機会も増えそうという事で、今後も津市に訪れた際は、さらなる未知の世界を発掘していきたいと思っています!!
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