
2019年最初のレース・紀州口熊野マラソンが終わりました。
結果は2時間59分42秒とギリギリでサブスリーを達成したものの、ここ数年すっかりお決まりとなっているかなりのドタバタレースで、決して褒められた内容ではありませんでした。
そしてこれからの私は、そんなドタバタレース続きなどからの脱却に向けて、新たなスタートを切ることとなります。
紀州口熊野マラソン・レース前日に思っていたこと
紀州口熊野マラソンの前日2月2日(土)は、宿泊先を予約するのを忘れており、レース会場近くに宿泊先を予約できなかったため、かなり遠方の和歌山市に宿泊しました。
遠征先でのレース前日の夜は、いつもご当地の観光名所をめがけて軽めのジョグをするのですが、和歌山市で宿泊先から向かった先は約2キロほどの距離のところにある和歌山城。
そんな和歌山城に向かうジョグの最中、ずっと思っていたことがありました。
フルで2時間50分を切るために、そして自己ベスト2時間45分35秒を更新するために、あと最低でも1ヶ月は欲しかったな・・・
今年に入ってから早朝に比較的速いペースで長い距離を走り込むようになり、フルマラソンで2時間50分を切るために必要なキロ4分前後のペースで、ある程度の余裕を持って走れるようにはなりました。
ただこのキロ4分ペースを維持して、少しでも余裕を残して走れる確証があったのは、現段階では25キロ前後の距離までとみていました。
そしてフルマラソン42.195kmをこのキロ4分ペースを維持して走るための取り組みとして、1ヶ月程度の早朝走り込みだけでは、フルマラソンへの取り組みとしては、かなり薄っぺらいように感じていました。
フルマラソン自己ベスト更新のためにはあと3ヶ月は必要
そんな不安を抱えながらも、紀州口熊野マラソンでは前半よりキロ4分を切るペース・・・どころかスタート直後の2キロは3分45秒ペース、10キロ通過は38分30秒前後と、意図的にかなり突っ込んで入りました。
結果は25キロ過ぎからの大失速と、ある意味想定通りの展開になりました。
そしてレース終了後に思ったのは、「フルマラソンで自己ベスト2時間45分35秒を更新するためには、最低でも残り3ヶ月は必要だな」・・・という事。
フルマラソンで2時間45分を切るタイムを出そうと思うと、紀州口熊野マラソンでの10キロまでの38分30秒というラップタイムは、それほど速すぎるペースという事はありません。
ただこのペースを維持して42.195kmを走るためには、最低でもあと3ヶ月はかなりしっかり走り込んでいく必要がある。
・・・というのが紀州口熊野マラソンの途中より痛感していた、現状の自分の実力でした。
熊野本宮大社が自分にとって新たなスタートの地?
奇しくも紀州口熊野マラソンが開催されたのは、季節を分ける節分の日。
その節分の日に、なんだかんだでサブスリーを達成できた事で、自分自身5年近く続いた低迷期をようやく脱却できた気がしています。
そんな私が帰宅前に立ち寄ったのは、紀州口熊野マラソン会場から三重県に向けて西に向かう「中辺路(なかへち)」と呼ばれる熊野参詣道の一つである山岳路を越える途中にある「熊野本宮大社」。
熊野本宮大社は全国の熊野大社の総本宮にあたる、熊野三山の一つです。
熊野本宮大社の境内に入っていくと、早速フルマラソンを走り終えた後にしてはかなりヘビーな階段道が続いており、早速心折れそうになりましたが、古式ゆかしい雰囲気に、心は癒されっぱなしでした。
そして熊野本宮大社では節分という事で豆まき行事が行われており、私自身もちゃっかりお餅を大量に頂戴しました。
熊野参詣道の中でも多くの人がたどった「中辺路(なかへち)」の難行苦行の道のりを終え、最初にたどり着く先が熊野本宮大社にあたる事で「はじまりの地」とも言われているそうです。
実は熊野本宮大社に立ち寄ったのは単なる思いつきで、そんなことなど全く知らなかったのですが、節分の日にこの地にたどり着いた事に、なんとも言えないご縁のようなものを感じずにいられませんでした。
そして熊野本宮大社から500mほどのところにある、熊野本宮大社・熊野信仰の原点と言われる大斎原(おおゆのはら)に建立された日本最大の第一大鳥居をくぐった事で、自分自身新たなスタートを切れた気がしました。
明日から
そして今日は立春という事で、暦の上では春がはじまる日。
紀州口熊野マラソン前日はいろいろバタバタしていた上に、和歌山市まで車を運転しての4時間近い移動。
そして昨日はフルマラソン完走に加えて、6時間近い車での運転移動とさすがに疲労が溜まっていたのか、今日は1日身体に全く力が入らず、一部の仕事を除けば開店休業状態。
おかげで疲労はいい具合に抜けて、明日よりは万全の状態で新たなスタートを切る事ができそうです。
そんな明日からは早速新たな挑戦に向けて、いろいろな事が同時並行で一気に動き出すこととなります。
そんな再スタートに向けて、和歌山県では本当に貴重な経験をいくつかさせていただけたという事で、明日からは気持ちを入れ直して、とにかく前に進んでいこうと思っています!!