江戸時代に整備された五街道の一つで、江戸から京都をつなぐ「東海道」には、53の宿場があり、これらの事を東海道五十三次と言いました。
53の宿場のうち、今の三重県に所在したのは桑名宿→四日市宿→石薬師宿→庄野宿→亀山宿→関宿→坂下宿。
そして江戸から京都に向かっていく道中で、坂下宿の次にある宿場町は、江戸から京都に向かう東海道五十三次の49番目の宿場となる「土山」だという事で・・・
東海道五十三次49番目の宿場町・土山宿へ
昨日はセカンドウィンド四日市にて土山マラソンコース試走を終えた後は、あるミッションのため大阪と名古屋のちょうど中間点あたりに位置するらしい「あいの土山 道の駅」へ。
その目的は道の駅を少し奥に入っていくとすぐのところにある、宿場町の名残を残す東海道五十三次49番目の宿場町・土山宿を歩くため。
かつて一度だけなんとなく歩いた記憶がある土山宿ですが、その時はなんとなしに歩いており、今回のように観光ウォークを目的に訪れたのははじめて。
先日には某イベントに下見で、東海道五十三次47番目の宿場町で、国の重要的建造物群保存地区にも選定されている三重県亀山市の関宿を歩きました。
そして今回訪れた土山宿は、関宿とはまた風情が大きく異なり、入口付近からレトロな江戸の雰囲気を感じ、ワクワク感をもって歩を進めていく事となりました。
土山宿には穴場スポットが満載
土山宿には格子戸や薄茶色の舗装、松並木などが旧街道らしさを演出していて、また旅籠屋後の石碑がいくつか立っています。
そんな土山宿を歩き進めていく中で、まず気になったのが白川神社の入り口にあたる鳥居。
この鳥居をくぐって、少し長めの参道を歩き進めていくと、土山マラソン試走の際に立ち寄ったどの神社よりも立派な神社がありました。
一応とはいえ神社好きを名乗っている私が、何度も訪れている土山の地に、このような立派な神社があるとは予想だにしておらず、こうした発見のある旅ウォークの可能性を改めて思い知らさせる事となりました。
この白川神社のほかにも、土山宿に関する展示が充実しているらしい東海道伝馬館(てんまかん)。
徳川家光が上洛する際に本陣になり、全国各地の大名等が宿泊した上段の間や庭園が残り、工芸品等が展示されている本陣跡もありましたが、現在は工事中のようでした。
そして土山の名産品・土山茶発祥の地と言われる常明寺などを散策したりと、のんびり土山宿の見どころを散策。
往復5㎞程を歩いて、道の駅 土山宿に戻ってくることとなりました。
土山旅ウォークの終着点は田村神社
そして道の駅に戻った後は、一号線をまたいだ先にある土山を代表する神社・田村神社へ。
東海道が参道の一部を通り、毎年2月18日を中心に3日間行われる厄除大祭が有名で、厄除けの神社として知られる田村神社。
私も厄年の年に、この神社に参拝し、境内に流れる御手洗川に年齢の数だけ豆を流すと厄がはらえるとされる「福豆落とし」を行い、そのおかげか、その年は比較的平和に過ごせた記憶があります。
そんな田村神社にて、今日の土山マラソン試走でのメンバー全員の無事のお礼と、今後の新規事業が少しでも早く軌道に乗る事を願い、昨日の土山タビランウォークは完了する事となりました。
セカンドウィンド四日市で実施した土山試走ではサポート役に回ったものの、観光も絡めてサポートした事に加え、土山宿を歩き回った結果、歩数は20,000歩越えと結構な距離を走り歩くことができていました。
さらに言うとここ1週間ほど、新規事業の核となる旅ランウォークの醍醐味を十分すぎるほど体験でき、おかげで新たなビジネスアイデアも浮かんできたという事で、あとはしっかりビジネスモデルの形に落とし込んでいきたいものです。