お伊勢さん参りと言えば、ほとんどの方が内宮そして外宮への参拝を考えられる方が多いと思いますが、お伊勢さんこと伊勢神宮(正式名称は神宮)は内宮・外宮含め大小合わせて125社で構成されています。
その125社すべてを巡ってこそ本当にお伊勢さん参りに違いない・・・そんないつものごとくの思いつきによりセカンドウィンド四日市で実施することにしたのが「お伊勢さん125社巡りラン」。
お伊勢さんにまつわる125社すべてを走って巡れば、多くの神様に巡り合うことができ、なにか奇跡めいた事でも起こるに違いない。
そんな奇跡的な出会いを夢見ながら、セカンドウィンド四日市のお伊勢さん125社巡りの一日目は、志摩市の近鉄・志摩磯部駅よりスタートする事となりました。
志摩市の5社(2か所)を巡走
今日は始発で近鉄電車に乗って、7時50分ごろに志摩磯部駅に到着。
セカンドウィンド四日市メンバーと合流し、早速今回最初に訪問するお伊勢さん125社である志摩市の佐美長(さみなが)神社に向かって走り出しました。
志摩磯部駅から750mの距離にある佐美長神社は、車で走っている時だとなかなか気づけないような場所にあるのですが、石段を登って境内に入ると、さすが伊勢神宮を構成する一社という事で、なんとも荘厳な雰囲気が漂っていました。
ちなみに佐美長神社の境内には、4社の小さな社・佐美長御前(さみながみまえ)神社4社があるため、ここで合計5社巡ったことになり、早速お伊勢さん125社巡りは残り120社となりました。
そして次に向かった先は、伊勢神宮内宮・外宮の正宮(しょうぐう)の次に格式の高い「別宮(べつぐう)」の一つで、内宮からかなり遠い地にあることから「内宮の遙宮(とおのみや)」とも呼ばれる伊雑宮(いざわのみや)。
佐美長神社から900mの距離にある伊雑宮は、格式こそすごく高いものの、知る人ぞ知る的なところのある神社ですが、大昔には「実はここが本当の伊勢神宮だった」という伝説もあったらしいほど、謎多きパワースポットとして知られているようです。
この伊雑宮は志摩市を代表する神社という事で、もしかすると参拝客でごった返しているかな?・・・と思っていたのですが、いざ訪れると参拝客はまさかのゼロで、お掃除をされている方だけがいらっしゃいました。
結局志摩市では佐美長神社・伊雑宮と、一度も他の参拝客の方と遭遇する事はなく、次の目的地・鳥羽市に向かうこととなりました。
鳥羽市の1社を巡走
そして伊雑宮にて参拝した後は、志摩市と鳥羽市の市境をまたいで、約13㎞程の距離にある鳥羽市の赤崎神社へ向かいました。
道中は景色もよく、予想外に信号もなく、歩道がなく少し危険な箇所も多少ありましたが、直線道路を本当に気持ちよく、快適に走れました。
そして道中の13キロがあっという間に感じるほどに、気がつけば赤崎(あかさき)神社に到着。
この赤崎神社に私が訪れるのは、実は今回で2回目なのですが、前回訪れた際は鹿の親子に遭遇し、親鹿に突進されかけたという結構なレベルの奇跡(恐怖体験?)に出くわしました。
今回は残念ながら動物はおろか、他の参拝客の方にも一人も会う事はなく、鳥羽でも志摩に引き続き、1人も他の参拝客に会わないという展開となっていました。
鳥羽市と伊勢市の境は一番の危険ゾーン
志摩市そして鳥羽市の6社を巡り終えて、次に向かったのは伊勢市の二見エリアだったのですが、実は鳥羽市と伊勢市の市境になるこの道中が一番危険が多く、車が結構通るわりには歩道のない道が続きます。
私自身、今回最大の不安要素はまさにこの箇所で、先週末には一度現地まで下見に行くほどの危険性を感じていました。
そしてここ1週間は、この箇所をどうやれば少しでも安全に走り切れるか、いろいろ頭の中でシミュレーションを繰り返していたのですが、結局いい答えは出ずかなりの不安を抱えながら赤崎神社をスタートしていました。
ただいざ走ってみると、思ったほど車は通らず、心配は杞憂に終わりました。
そして最も危険だと思っていた箇所を無事走り切り、あとは二見エリアでご褒美ランだ!
・・・くらいに思っていたのですが、二見エリアでのお伊勢さん125社巡りは思っていた以上にキツく、そして貴重な体験をさせていただける事となりました。
そんな二見エリアでの出来事は、かなり長くなりそうなので次の記事にて紹介していこうと思っています!!