
ここ最近、ウォーキングによる健康的効果が、より注目されるようになってきました。
ただ私自身、ここ最近すごく思っているのは、ウォーキングは正しいやり方で行ってこそ、その効果をより得ることができるという事。
人によって筋肉のつき方も違えば、骨格も違ってと、万人に正しいウォーキングのやり方というのはおそらく存在しないと思われるものの、これだけ抑えておけば、ただ普通に歩いているだけより、ウォーキングによって得られる効果を倍増させる事はできる気がしているという事で・・・
ウォーキング指導の機会が増えているという事で
ここ最近、このブログで自分自身のランニングのトレーニングの事ばかり書いていますが、ここ最近自分の走力以上に向上させたいとひそかに思っているのが、ウォーキング指導スキル。
おととしあたりから三重県ウオーキング協会経由で、ウォーキング教室の講師を務めさせていただく機会が増えました。
その中でも毎月1回イオンモール明和さんにて講師を務めさせていただいているウォーキングイベントでは、本当にありがたいことにレギュラーで参加いただいている方も徐々に増えてきました。
ただ毎月定期的にご参加いただいている方々に、毎月同じような内容をお話しているようでは、飽きられてしまうのは明らか。
そして何より参加者の皆さんにせっかく足を運んでいただいている皆様に申し訳なさすぎる・・・という事で、ここにきてウォーキング指導の引き出しを少しでも増やすべく、ウォーキングに関する情報を積極的に取り込むようにしています。
ウォーキング指導をするならウォーカー目線は絶対大切
そんな私自身がウォーキング指導者として問題だと感じ始めているのが、自分自身があまりウォーキングをしていない事より、ウォーカー目線に立てていないのでは・・・というところ。
ウォーキングをするなら走ろう・・・とばかりに、どうしてもランニングに目が向いてしまう私。
ただここ最近は、ウォーキング指導者としてのスキルを上げるためには、絶対にウォーカー目線に立つ事も重要という事で、単に暑すぎるからという話もありますが、ランニングの途中だったり、走り終えた後のクールダウンなどのタイミングで、ウォーキングを実施する事が増えました。
ウォーキングをしていて思うのは、移動速度がゆっくりになる分、走っている時には気づけないような、その地その地の隠れた魅力に気づける瞬間が思った以上に多くあるという事。
さらにウォーキングではランニングに比べると、一つ一つの身体の動作がゆっくりになる分、腕ふりや着地、骨盤まわりのうごきなど一つ一つの動きによりフォーカスしやすく、より効率的に前に進める動作を意識できる気がしています。
これらの意識は、ランニングのパフォーマンス向上につながる事もまず間違いないという確信に近いものを感じているという事で、今後もウォーキングの時間は定期的に設けていくべきだという結論に至りつつあります。
三重県独自のウォーキング指導メソッドを創ろう
そんな私自身のウォーキング指導スキル向上に加えて、今年度・来年度にかけて力を入れていきたいと思っているのが、三重県ウォーキング協会として独自のウォーキングメソッドの制作。
ウォーキングについて知れば知るほど痛感するのは、ウォーキングに勝る健康増進方法などないのでは?・・・という事。
身体的な健康増進についてはもちろん、精神的な健康、そして社会的な健康増進と複合的な効果が見込めるウォーキングですが、その効果を倍増できるようなウォーキング指導をできる方が、三重県内に一人でも多く増えていけば、三重県にもっと健康で元気な人が増えていくのは間違いないところだと思っています。
問題はその「ウォーキング効果を倍増できるような指導」とはどのようなものなのか?
・・・という話なのですが、こればかりは私一人で考えていてもらちが明かないところで、私より多くの経験を持つ方も多い三重県ウオーキング協会所属指導者の方々と、協会独自の本当に効果の上がるウォーキング指導メソッドを創りこんでいきたいというのは、ずっと思っていた事でした。
ただ一緒にメソッドを創りこんでいくにしても、ベースとなるものがないと、思うように話は前に進んでいかない・・・というのが、ここまでの私の経験上痛感しているところ。
それならそのベースとなるようなものを作るしかないという事で、8月31日(日)伊勢市にて開催予定の「三重県ウオーキング協会認定指導員研修会」に向けて、現在三重県ウオーキング協会の基本ウォーキング指導メソッドのようなものを作成中です。
ウォーキングは本当に奥が深く、またいろいろな理論があるのも事実で、絶対にこれが正解だという指導メソッドがないのも事実。
ただここまで15年以上にわたる私自身のウォーキング指導経験上、これだけウォーキング教室参加者の皆さんに抑えていただければ、効果も絶対に上げられると確信しているものも多くある。
・・・という事で、まずは批判も覚悟でたたき台となる基礎メソッド的なものを私自身が作ったうえで、三重県ウオーキング協会として指導者の皆さんとそのメソッドを常にブラッシュアップしていって、完成形に近いものをじっくり作りこんでいきたいものです。