久々のリハビリウォークでウォーキング講師ができる事のありがたさを再認識

ランニングでも、ウォーキングでも、そのほかのスポーツにおいても、トレーニングにおいて最も重要なのは、「なぜ今このトレーニングを実施しているのか?、今身体のどの部位を鍛えているのか?」を意識して実施する事。

これだけでトレーニングの効果が大幅に向上する事は、「意識性の原則」とも言われ、科学的にも証明されているところです。

ただ自分一人でトレーニングをしていると、こうした意識はつい薄れがち・・・なのですが、人様にトレーニングをする目的や、どの部位を意識して鍛えているかを教えるとなると、嫌でも意識せざるを得ないという事で・・・

ハムストリングに痛みがあるためリハビリウォーク

火曜日のスピード練習のせいか、ここ最近筋トレを頑張りすぎた代償か、ハムストリングに肉離れのような痛みがあるという事で、今日の夜は自宅から約1.5㎞の距離にある鳥出神社までを往復リハビリウォーキング。

肉離れの時に起こる「ブチっ」といった感じた覚えもないという事で、重症ではないと思われますが、走ってみると結構な痛みがあるため、今日はハムストリングへの負担が少ないウォーキング。

ただせっかくウォーキングするなら、姿勢作りから、腕振り、着地までしっかりやろうという事で、結構なスピードで歩き進めていく事となりました。

・・・とは言っても普段のジョギングに比べれば、格段にペースが遅いという事で、その分まわりをじっくり眺めることができ、普段は気にならない景観を背景に歩くのは本当に楽しく。

日常ではなかなか気づく事のないこうした景観に出会える事、この事が私にとってウォーキングの最大の醍醐味だと思っています。

ウォーキングだからこそ意識できる動きもある

普段ウォーキング教室などで講師を務めさせていただく際、私自身が最も強調しているのが歩く姿勢作り。

ただランナーとしての私自身が、ウォーキング時に最も意識しているのは、肩甲骨まわりをしっかり動かしての腕振りと、骨盤の動きの連動。

これを意識できるだけで歩幅は自然と広がり、効率よく前に進むことができるのですが、走っていると、つい意識を忘れてしまう動きだったりします。

そしてここ最近のウォーキング教室で、姿勢作りと同様に、重点的にアドバイスさせていただくようになったのが、かかとから母指球にかけての重心移動が重要となる、ローリング(=足裏を転がす)と呼ばれる足裏の接地の動き。

この動きについてはウォーキングとランニングで大きく異なる部分ではあるのですが、足裏の動きも、走っている際にはつい意識が薄れがちという事で、今日はしっかり足裏の感覚も意識して歩くことにしました。

一応ウォーキング講師の端くれという事で

毎月1回、開催させていただいているイオンモール明和さんのウォーキングイベントにて、ウォーキング講師として話をさせていただいているわけですが、自分自身がどれだけしっかり実践できているか?

ここ最近、考えさせられる事が多くなりました。

実際のところ、私自身はランナーで、ウォーキングをあまりしていないウォーキング講師という事で、普段実践できていない事、意識できていない事が、実は結構多かったりしました。

ただここ最近は三重県ウオーキング協会にて、ウォーキング指導者の方に向けたレクチャーをさせていただいたりと、重要なミッションも多かったという事で、私自身がウォーキング講師としてアドバイスさせていただいている事を、何かしらの形で実践する事が増えてきました。

その事はウォーキング講師としてのスキルアップにつながる事はもちろん、ランニングにおいてもいい効果が出ている気がしており、ここ最近たいしてスピードを出して走っているつもりがないにもかかわらず、意外と速いペースで走れているのは、こうした取り組みからも来ている気がしています。

人様に教えるためには、自分自身が実践できていないといけない、そしてなぜ実践するべきなのか、誰よりも理解できていなければなりません。

そう考えると、ウォーキング講師を務めさせていただいている事は、自分自身の歩き、そして走りのレベルを上げるうえで、最大の近道になりうる。

そんなことをあらためて意識させられる、約3㎞のリハビリウォークとなりました。

 

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