今日2月26日(日)大阪マラソンが、昨年で終了したびわ湖マラソンと統合する形で開催されました。
本来なら2万人近い市民ランナーが走られる予定だった今年の大阪マラソンですが、コロナ禍の影響で300人のエリートランナーしか出られなくなってしまいました。
そのエリートの基準となるのが、フルマラソン2時間30分の持ちタイム。
2時間30分切りと言えば、よほどの実力者でもない限りまず出せないようなとんでもないタイムなのですが、10年ほど前に自分なら狙えると勘違いしていた庶民ランナーもいたという話もあります・・・
大阪マラソンのコースをテレビで研究
今日はかすみがうらマラソンや来週に控えているお伊勢さん125社巡りランに向けて20〜30kmを走り込む予定だったのですが、ここ最近の疲れが出たからか、異常に身体が重かったためノーランデーに。
そのかわりと言ってはなんですが、大阪マラソンをテレビ観戦することにしました。
47都道府県フルマラソンサブスリーを目指す私ですが、大阪府においては10年ほど前に「大阪淀川市民マラソン」にて、一応サブスリーを達成しているため、私自身が今後大阪マラソンを走る可能性は低いと思っています。
ただ本来なら私の周囲のランナーの方も多く出場されるはずだった大阪マラソンのコースが、どのようなものなのか、知っておいても損はない。
そんな事を思いながら見ていた大阪マラソンですが、2019年から変更されたらしいコースは、多少アップダウンはあるものの最大高低差は20m前後と、むしろ平坦すぎるコースより走りやすそうなコース。
また直線も多くリズムに乗りやすいコースにも見えていたのですが、折り返しが5箇所とかなり多く、意外とここでリズムを崩されるランナーの方も多いのかな・・・などと思いながら観戦していました。
元帝京大学のエースが初マラソンで見事優勝
そんな大阪マラソンのコースを制し、初フルマラソン日本記録を更新する2時間7分31秒のゴールタイムで優勝したのがコニカミノルタの星岳選手。
どこかで聞いたことのある名前だな・・・と思いながら見ていたのですが、帝京大学のエースとして箱根駅伝で活躍していた選手だった事を思い出しました。
星選手は帝京大学を昨年卒業したばかりの、社会人一年目の選手で、23歳という若さで2時間7分代を出したポテンシャルの高さが絶賛されています。
そんな星選手を育てた帝京大学の中野孝之監督は、高校時代に目立った実績を残していなかったランナーを、大学の4年間でしっかり育成する『中野マジック』で有名な名指導者。
以前からこの中野監督の指導方法については、いつか勉強してみたいと思っていたのですが、今回の星選手の優勝をきっかけに、中野監督の著書をAmazonにて早速ポチってみることにしました。
かつては憧れだったびわ湖マラソン
今年大阪マラソンと統合されたびわ湖マラソンは、かつて私が憧れた大会の一つでした。
びわ湖マラソンの出場要件は、フルマラソンで2時間30分の持ちタイムが必要と、市民ランナーだとトップの中のトップレベルの方しか出場できない大会でした。
・・・が走りはじめて2年足らずで2時間45分まで自己ベストを伸ばしていた10年1ほど前の私は、完全にのぼせ上がっており、びわ湖マラソン出場も夢でないと本気で思っていたところがありました。
ただ2時間30分を切るとなると、キロ3分33秒を切るペースで、42.195kmを走り切らなければなりません。
当時1kmx5本のインターバルであっても、3分35秒で5本こなすのがやっとだった私が、なぜそのような事を思えていたのか?
走歴の短さのわりに、2時間45分のタイムで走れるんだから、自分にはマラソンのセンスがあるに違いない・・・など慢心、もしくは勘違いしていたからとしか言いようがありません。
結局その後は着実に自己ベストから遠のく一方で、あの時変に慢心せずに、もうちょっと頑張れていれば、今もうちょっとまともな走りができていたのであろう・・・
そんな反省をしつつ、「のぼせあがったり、慢心したりするとろくなことにならない」というごくごく当たり前の教訓を今更思い出した、大阪マラソンテレビ観戦となりました。