11月3日(日)滋賀県甲賀市にて開催予定の、あいの土山マラソン・フルマラソンコースは、関西でも一二を争うアップダウンのきつい事で知られています。
特に18㎞過ぎからのきつい上り坂は、今まで多くの市民ランナーの心をへし折ってきました。
ただ11月とまだ暑さが残る中での開催となる可能性もあるあいの土山マラソンにおいては、そのアップダウンよりも大敵になる可能性があるものがいくつもあります。
土山マラソン・フルマラソンコース試走を実施
今日は朝から滋賀県甲賀市にある土山体育館へ。
その目的はセカンドウィンド四日市メンバーと、あいの土山マラソン・フルマラソンコースを試走するためでした。
この夏、20㎞以上の距離を走ったのはたったの2回、さらに言えば一度も30㎞走を一度も実施せず、何をもってして42.195km走・・・という話もあるのですが、フルマラソン本番前にとにかく長い距離を走った方がいいであろう。
・・・という事で実施する事となった、土山42.195㎞走。
今日は朝から、10月も中旬を過ぎた今の時期にしては、明らかに蒸し暑く、ゆっくり走らないとどう考えてもきついであろうと、キロ6分前後のゆっくりペースでスタートしました。
案の定、走りはじめると、早々にとんでもない量の汗が噴き出してきてと、10㎞付近にて心折れそうに。
さらにゆっくり走ってみると、ただでさえきつく感じる土山マラソンのフルマラソンコースは、よりきつく感じる気がしました。
最大の敵は水分不足
一方でゆっくり走っていると、景色がいつもよりゆっくりと流れていくため、土山マラソンコースの景観の美しさを再発見する事になり、特に青土ダムの景観は本当に見事でした。
そんな景色の良さに気を良く走っていたのですが、走り進めていくうちに、大きな問題に気が付きました。
それはいつまで経っても、飲料水の自販機が見つからないという事。
すっかり忘れていたのですが、今までにも何度か実施している土山マラソン・フルマラソンコース試走で最も課題となるのが、給水方法。
なぜか土山マラソンのコース途中には、飲料水の自販機が異常なほど少ない感があり、私が知る限り水分補給のための水分を調達できるのは、たったの2か所。
しかもそのうちの一か所は、スタートして2㎞にも満たない距離にあってと、実質走っている途中で水分調達をできるのはたったの1か所。
幸いこの地点には、21㎞地点過ぎと31㎞地点過ぎで、2度立ち寄る事ができるとはいえ、1か所でしか水分補給できないのは、今日のような蒸し暑い日にあってはとんでもなくきつく。
冬場であれば、ノー給水で40㎞走を実施する事も珍しくない私ですが、今日のような蒸し暑さの中にあって、汗を人一倍、どころか数倍かく私にとって、この事はあまりにも厳しすぎるように感じました。
なんだかんだで42.195㎞を完走
それでも30㎞地点あたりまでは、ペースがゆっくりだったこともあって、かなりの余裕をもって走れていましたが、ここまでの走り込み不足のツケがまわりはじめ、30㎞過ぎから明らかに脚が重くなりました。
さらに身体に力が入らないエネルギー切れらしい症状も起こりはじめ、朝餅1個しか食べずに42.195㎞走に臨んだ私の無謀さを今更後悔する事に。
救いは25㎞過ぎあたりから、雲が多くなり、日光を遮ってくれたおかげで、暑さが大幅に軽減された事。
さらに30㎞を過ぎてしばらくすると雨まで降ってきて、熱された身体を冷ましてくれた事。
おかげで急に調子が上がった気がして35㎞過ぎからの結構きつい上り坂にて、謎にキロ4分半近くまでペースアップしたり、結果バテてペースダウンしたりと、いつものごとくのでたらめ試走を繰り返しながらなんとか42.195㎞を走りきって無事ゴール。
走るペースはかなり遅かったものの、大の苦手な蒸し暑さの中、42.194㎞という距離を走りこめたうえ、エネルギー切れも経験出来てと、2週間後に迫ったあいの土山マラソンに向けて、貴重な走り込みを実施する事ができました。
また完走後は、脚にはそれほどダメージも残っておらずと、自分の頑丈さだけは再認識できたという事で、ここから2週間、土山マラソンレース本番に向けてしっかり悪あがきをしていきたいものです。