厚底シューズと薄底シューズを履き分けて故障予防につなげよう

少し前の話ですが、今年の箱根駅伝は青山学院大学が圧勝しました。

毎年当たり前のように層の厚いチームを作る原晋監督の手腕には、いつも心より感心しており、その著書も何冊か読ませていただいたりと、本当に学ぶことの多い指導者だと思っています。

そして毎年のように自分たち市民ランナーにも新しい役立つトレーニングメソッドを発信している原監督、青山学院大学ですが、今年クローズアップされたトレーニングメソッドはと言いますと・・・

厚底シューズにより股関節まわりの故障が急増

青山学院大学が走る練習とは別に取り組んでいるフィジカルトレーニング「青トレ」を私自身、動的ストレッチや体幹トレーニングなどで、かなりメニューをまねして実践していたりします。

そしてその青トレにおいて最も重要な事は、走りのコアとなるインナーマッスルの強化にあると思っていました。

ただ今回の青学にいたっては、お尻まわりの補強トレーニングにかなり注力したとの事。

その理由はここ数年、トップランナーのランニングシューズ選びにおいて完全に厚底シューズが主流となって以来、お尻まわり・股関節まわりのケガをする選手の割合が2倍以上に増えたからだそうです。

厚底シューズが主流となる前はふくらはぎまわりの故障が多かったそうですが、最近は股関節やお尻まわりの故障が増えている。

これはまさに今の私の状況、そのままだったりします。

厚底依存症による弊害をまさに今実感中

ここ最近、私のトレーニング用シューズは、ジョグからスピード練習、20㎞を超える距離走においてとほとんどがナイキのテンポネクスト%。

そして雨天時はナイキのズームフライと、ロードやトラック練習においては完全に厚底シューズのみで練習する状況が続いています。

そしてここ最近走り終えた後、まずダメージが多く出やすいのが股関節まわりで、走り出して結構早い段階で脚が上がらなくなっているのは、まさにこの股関節まわりのダメージによるものだと思っています。

そしてここ最近やらかした故障は、ほとんどがまさにお尻まわりの大きな筋肉の一つであるハムストリングの肉離れ。

股関節、そしてお尻まわりの筋肉へのダメージを受け続けている、見事なまでに「厚底依存症による身体へのダメージを実感しているランナーの一人」という事になってきます。

今の調子で厚底メインでトレーニングを続けていては、青学も積極的に取り組んでいるお尻まわり、特にハムストリングを相当レベルに強化しない限り、また同じような故障を繰り返すだけです。

厚底依存脱却は普段のジョグから

そんなわけで青山学院大学を見習って、お尻まわりやハムストリングの強化はこれから相当力を入れていこうと思っているのですが、今までの経験上、ランニング系のトレーニングの成果を実感できるのは早くとも3か月後というところ。

今から筋トレを頑張ったところで、しばらくの間はハムストリングもたいして強化されていない状況が続くわけで、厚底だけでトレーニングを続けていては、結局同じようなケガをしてしまう可能性大です。

そんな状況を打破するためには、今のうちに厚底依存症脱却を目指していかざるを得ない気がしています。

そんなわけで今後ジョグ時のメインシューズに使用していこうと考えているのが、私自身がうす底シューズの中で最も相性がいいと思っている「ニューバランス HANZOシリーズ」。

レースやスピード練習などの主要どころについては、やはり効率よくペースを上げて走ることが出来る厚底シューズ依存が続きそうな状況です。

ただ練習頻度の高いものの、ペースを上げる必要がそれほどないジョグなどの基礎練習だけでもうす底シューズを使用すれば、多少は厚底依存症から脱却でき、故障のリスクも減るに違いありません。

全国47都道府県フルマラソンサブスリー達成に向けての練習継続のためにも、故障予防は絶対に欠かせないという事で、今から早速私なりの厚底対策に取り組んでいこうと思っています。

 

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