40キロ走を終えた後、テレビをみていると富士山女子大学駅伝が中継されていました。

結果は圧倒的な強さで地元東海地区の名城大学が優勝・・・だったのですが、こんなブログを書いておきながら、陸上界の情報、特にトップランナーの情報に疎い私、知っている選手は一人もいらっしゃらず。

そのためいまいち思い入れを持って応援できるチームがなく、なんとなくテレビをみている感じでした・・・

そんな私ですが、なぜか思い入れを持って応援してしまうマラソンランナーが、愛知県豊橋市出身・日本郵政グループの鈴木亜由子選手。

その鈴木選手の特集が、富士山女子大学駅伝終了後にテレビでやっていたのですが、こちらの方には食いつくようにみてしまっていました。

中学生から注目され続けた鈴木亜由子選手ですが・・・

中学生の頃から、トラック競技で日本一になるなど、将来を大きく期待されていた鈴木選手ですが、通っていた学校に陸上部がなかったためバスケ部にも所属していて、むしろバスケの方が楽しかったようです。

そんな鈴木選手が高校から陸上を本格的に取り組むきっかけとなったのが、当時陸上中距離会で圧倒的な強さを誇っていた憧れの小林祐梨子選手との出会い。

憧れの選手との出会いも大きなきっかけとなり、高校から本格的に取り組んだ鈴木選手ですが、足の甲の疲労骨折などの故障により、走れない時期がかなり長く続き、大きな挫折を味わいました。

そして進学した名古屋大学でも陸上を続けていたものの、いまいちやる気になりきれなかった鈴木選手の闘志を取り戻すきっかけとなったのが、ある大会で憧れの小林選手とトラック競技で初対戦した事。

この大会では小林選手が優勝し、鈴木選手は後半失速してしまったようですが、この大会で小林選手を憧れの選手から、一人のライバルとして意識するようになった事が、闘志を取り戻す大きなきっかけとなったようです。

その後鈴木選手はユニバーシアードの日本代表に選出され、女子10000mで金メダル、5000mで銀メダルを獲得するなど、かつての輝きを取り戻していきました。

マラソンで強くなるために大切なこと

そして日本郵政グループに入社した後は、リオデジャネイロオリンピックの1000m、5000mの日本代表、そして全日本実業団女子駅伝で日本郵政グループの初優勝に貢献するなどの大活躍。

そして初マラソンとして今年挑戦した北海道マラソンでは、2時間28分32秒の記録で見事優勝し、2020年東京オリンピックの代表選考レースとなるマラソングランドチャンピオンシップへの出場権を獲得しました。

番組では鈴木選手が、フルマラソン挑戦を決めてから、本番に臨むまでにコーチや小林選手と対面するシーンも紹介していたのですが、とにかく今の私にとって本当に役立つ金言ばかり。

「絶対マラソンをやりきる覚悟がなければ結果は出ない。覚悟を持っている選手は本当に強い。」

「自分がダメだと思ってしまってからは、何をやってもうまくいかなくなった。自分は絶対できると思い続ける事が大切。」

度重なる怪我への恐れよりどうしても本気になりきれていなかった鈴木選手が、そんな言葉を受けて覚悟を決め、故障の不安を乗り越え、1ヶ月1000キロ以上の走り込みを行うなど、ランナーとして一層強くなっていったそうです。

挫折やプレッシャーを乗り越えたからこそ輝く鈴木亜由子選手

中学生時代から注目され、ずっと順風満帆に見えた鈴木選手でしが、実は度重なる故障で走れない時期の多くと、結構な挫折続き。

ただ挫折はあくまでジャンプアップのためのしゃがみこんでいる時期で、ひとまわり強くなる大きなきっかけとなる。

番組で伝えていたメッセージが、鈴木選手の挫折をなんども乗り越える姿とリンクして、胸が本当に熱くなりました。

考えてみれば私もここ5年ほどは故障などが続いたりとランナーとしてかなりの挫折を味わいましたが、鈴木選手のように全く走れないほどの怪我をしたわけでもなければ、それほど多くの人に注目されているわけでも全くありません。

中学生の頃からテレビでなんども特集され、計り知れないプレッシャーの中で戦い続ける鈴木選手に比べれば、私の挫折やプレッシャーなどまったくどうでもいいレベル。

その程度のレベルのプレッシャーや挫折も乗り越えられないようでは、自分はいつまでたってもダメなままだと思い知らされた気がしました。

多くの事を教えていただけた気がする鈴木選手をもっと応援しよう

そんなわけでますます応援したくなった鈴木亜由子選手ですが、番組の最初と最後では北海道マラソンのコース下見で走る鈴木選手の姿が映し出されていました。

そのシーンをみてまた早速マネを、ある場所にて早速したくなってしまいました。

そのことはともかく、今日の鈴木亜由子選手の特集を見る事ができたのは単なる偶然だったにせよ、今の自分の置かれる状況からすると、かなり大きかったと思っています。

まずはマラソンに覚悟を持って向き合う事、そして自分はやれるともっと信じられるようになる事。

このことを自分の肝に命じて、いよいよ間近に迫った来年2019年に向かっていきたいものです!!

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