古来より紀州の玄関口の役割を担ったとされるツヅラト峠越えウォークに挑戦

伊勢から熊野三山までをつなぐ熊野古道・伊勢路の中で人気の峠と言えば、真っ先に思い浮かぶのが熊野古道でも屈指の石畳の美しさを誇る馬越峠、そして七里御浜の見事な景観が一望できる松本峠。

そして私含め、熊野古道で行ったことがある峠は?・・・と質問して、返ってくる峠の名前も馬越峠か松本峠以外、ほとんど聞いたことがありません。

ただどちらかというと誰もが知っている人気スポットより、少しマイナーな穴場的なスポット発掘にこそ魅力を感じる私。

そんな私が、熊野古道・伊勢路において3番目に峠越えに挑戦したところはと言いますと・・・

JRに乗って大紀町梅ケ谷駅からツヅラト峠へ

今日は朝からJRに乗って、のんびりと電車旅。

そして電車を降りた駅は、大紀町にあるJR梅ケ谷駅。

梅ケ谷駅を降りてすぐのところにはやはしら公園なる公園があり、桜が見事に咲き誇っていました。

このやはしら公園には八柱神社という神社があり、まずはこちらで参拝。

そして今日の目的地であるツヅラト峠まで、本来なら走っていきたいところだったのですが、昨日の富双緑地練習でまたまた内転筋を痛め、到底走れそうもなかったため、ウォーキングで向かって行く事となりました。

ツヅラト峠は大紀町と紀北町をまたぐ峠で、熊野古道の中で世界遺産登録されている峠の一つでもあります。

・・・ということ以外、たいした予備知識もなく向かう事となったツヅラト峠、登り口は梅ケ谷駅から2.2㎞の距離にあり、途中にはいい感じの林道などを歩き進んでいく事となりました。

ツヅラト峠の上り坂は思っていたほど・・・

そして少し寄り道をしたりで、JR梅ケ谷駅から3㎞程歩いて、ツヅラト峠の大紀町側の登り口に到着。

ツヅラト峠を登り始めてしばらく行っても、2月に嫌というほど登った馬越峠のような石畳は全く見られず、比較的簡単に登れる山道を歩き進めていく感じでした。

そして道中には馬越峠と同様に、100mおきに距離表示がありました。

そして道中には、要所要所に案内看板がしっかりと設置いただいており、方向音痴であるはずの私であっても、道に迷う心配はほとんどありませんでした。

その後も多少きつめの起伏のある坂道もあったものの、登り口から600m超を歩いていくと、早々にツヅラト峠の頂上に到着。

ツヅラト峠の標高は357mと、馬越峠の標高325mに比べると少し高いですが、ツヅラト峠の登り口の段階で230m近い標高で100mちょっとしか登っていなかった事になり、馬越峠に比べるとかなり楽な上り坂であるように感じました。

さらに少し上に行ったところには展望台もあり、ここから拝める熊野の海はなかなかの絶景で、頂上からの景観についていえば馬越峠をはるかに上回るように感じました。

昔伊勢から熊野に向かう旅人は、このツヅラト峠ではじめて熊野の海を目にしたそうで、江戸時代に荷坂峠にその地位を譲るまでは、正式な「聖地・熊野」の玄関口となっていたそうです。

そんなツヅラト峠で熊野の海を拝んだ後は、私にとって大の苦手な峠の下り道に入っていく事となりました。

下りはきついものの景観は良好

ツヅラト峠のツヅラトとは「九十九折」の事らしいのですが、上りはかなり直線道を登っていくイメージが強く、「どこが九十九折なんだ?」・・・などと思いながら歩いていました。

・・・が下りはカーブが連続し、時折きつい傾斜の坂道もあったりで、一歩着地するごとに、結構な衝撃を受けながら歩き進めていく事となりました。

とは言っても、それほど危ない個所があるわけでもなく、馬越峠の石畳のような滑りやすい個所も全くと言っていいほどなく、初心者の方にも比較的お勧めしやすい峠道と言える気がしました。

そして後半にかけては、よく保存されている石垣。

そして峠の最後の最後は石畳と、景観的にも見ごたえ充分。

そんな感じで最後まで気持ちよく、そして楽しくツヅラト峠越えを満喫することができました。

ちなみに今回のツヅラト峠越え、どなたとも出会う事もなければ、すれ違う事もなくと、世界遺産登録の地にて、まさかの貸し切り状態で峠越えをしたことに・・・

そんな話はともかく、こうして馬越峠、松本峠に次いで、ツヅラト峠にて私自身3つめの峠越えを行った熊野古道。

伊勢神宮から熊野三山を結ぶ熊野古道・伊勢路には他にも世界遺産登録されている峠が数多く存在しているという事で、また機会を見つけて次の峠越えにつなげていきたいものです!

 

 

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