今年の箱根駅伝を圧倒的な選手層の厚さをもって、圧倒的な強さで制した青山学院大学。
その強さの理由の一つとして、けが人がとにかく少なく、選手の多くが1年間を通じていい練習を継続できている事が言われています。
そんな青山学院大学がけが人を減らすことなどを目的に、走る練習とは別に取り組んでいるフィジカルトレーニングが通称「青トレ」。
青トレは大学駅伝屈指の名将・原晋監督と、日本で指折りのプロフェッショナルフィジカルトレーナー・中野ジェームズ修一が出会い、今完成形に近いとも言われているフィジカルトレーニングで、そんな二人の実績のすごさからだけでも、その効果がとんでもなく期待できます。
そして今年の箱根駅伝での圧勝で、青山学院大学の強さの理由があらためて注目されている今こそ、青トレは絶対にやっていくべきだろうという事で・・・
年間を通じて安定した走りをするために
どういうわけか先週土曜日から続く謎の不調により、全く走る気力がわいてきません。
サブスリーを目指しているかすみがうらマラソンまで残り2か月となった今日の段階でこんなことを言っていては、サブスリーなど夢のまた夢。
ただ不調で走れないのだから仕方がない・・・などと言って早々にあきらめてしまうのが、いつもの私のダメパターンなのですが、それではいつまで経っても47都道府県サブスリーなど達成できるわけがありません。
そこで今までのような好不調が極端に出るピーキングをやめて、年間を通じて安定してサブスリーを達成できるピーキング方法を模索する・・・という事を先日の記事で書きました。
ただ年間を通じて安定してサブスリーを達成できるような走力を維持するため・・・となると、ピーキング云々を言うより、年間を通じて基礎練習を地道に継続していけばいいだけという気がしてはいます。
走れない今こそ青トレをはじめよう
走っても全くペースが上がらず、すぐに息があがってしまう今、基礎練習と言えば体幹トレーニングをおいて他にありません。
実は私2月のはじめに「食後の運動を続けると、血糖値が上がりにくくなり、血糖値が低めの状態が習慣化すると、太りにくい身体になる」という情報を得てから、食後に体幹トレーニングを実施することを習慣にしています。
結果体重はたいして減っていない気もしますが、プヨプヨだったお腹は確実に引き締まってきているのを感じます。
ただ体幹トレーニングのやり方を間違っているからか、変なところに力が入ってしまっているようで、肩や胸まわりなど全く鍛えた記憶のない筋肉にかなりの疲労を感じており、その事が今の不調につながっている気もしないでもありません。
そこで今のタイミングにこそ正しいやり方をしっかり見直して、より効果の出る体幹トレーニングの実施を目指そう!
・・・という事で、まだ山の神・神野大地選手やハーフマラソン日本記録を持つ小椋裕介選手が青山学院大学に在籍していたころに出版された「青トレ」を久しぶりにじっくり読み込み、本に書かれたとおりに体幹トレーニングを実施してみる事にしました。
するとマラソンにおいて最も強化すべきと言われている腹横筋などのインナーマッスルや、ひそかに今の私がプヨプヨお腹脱却に向けて最も強化したい腹斜筋に、ピンポイントに負荷がかけられるメニューを次々に発見。
そして本に書かれている注意点を忠実に守りながら実践してみると、今までやっていたメニューよりも少ない回数でも、明らかにインナーマッスルや腹斜筋にいい感じの負荷がかかっているのを実感でき、早速青トレの実力を実感することができました。
早速青トレ信奉者になったという事で・・・
今までにも何度か読んできたはずの青トレだったにも関わらず、今まで一体自分は何をやってきたのか・・・と思わざるを得ないほど、青トレで腹横筋や腹斜筋にかなりいい刺激を入れられた私。
もともと青山学院大学の原晋監督と中野ジェームス修一さん信奉者の私ですが、「なぜ今更?」・・・という突っ込みはあるにせよ、たった1日で青トレに絶大なる信頼を持つに至りました。
青トレにはインナーマッスルや腹斜筋だけでなく、走るために重要な筋力に、より効果的に刺激を入れられる体幹トレーニングメニューがほかにもいくつか掲載されています。
また他にもよいフォームづくりにつながる動的ストレッチや、私が何より苦手とする静的ストレッチなども掲載されていて、これらも継続してやっていければ、間違いなく年間を通じて安定した走りができる身体作りにつながると、確信に近いものを感じています。
ただあくまで継続できればという大前提がある事は間違いないという事で、今後も食後の青トレを習慣化していく事をまず心掛けて、1年間元気に走り続けられる身体作りを目指すとともに、プヨプヨお腹脱却を一日も早く実現していきたいものです!!