ランニング時に最も使われる筋肉としてよく言われるのが、股関節の付け根から太ももの内側、膝の内側にかけての筋肉である内転筋。
この内転筋はランニングの接地時に特によく使われるほか、脚を後ろに蹴りだす際や、脚を前に引き上げる際など、常に働き続けるかなり重要な役割を担います。
その内転筋が致命的な弱点になると、10年以上も前から言われていたにもかかわらず、たいして何もやってこなかった私はと言いますと・・・
一向に治らない内転筋の痛み
今日は土曜日という事で、午前はセカンドウィンド四日市練習会を富双緑地公園にて実施しました。
ここ最近走りはじめる前に、常に不安を抱えてしまっているのが、右内転筋の痛み。
ここ2か月ほど、10㎞以上の距離を走った時は例外なく痛めてしまい、その後3~4日ほど痛みが残る・・・という症状が続いている私。
今日は富双緑地の芝生を走るからどうなるか?・・・と思いながらスタートしたのですが、今日に限っては3㎞ほどを走った段階でかなり痛みはじめる有様。
結局7㎞ほど走ったところで、痛みに耐えきれず、メンバーから離脱。
これから練習を本格的に再開していくうえで、この内転筋の痛みの克服が、至上命題となってきました。
10年以上も前から指摘されていたにも関わらず・・・
私の内転筋が弱いことで、ランナーとして致命的なことになるかもしれない・・・そのような事をおっしゃられた聖体の先生がいらっしゃいました。
当時はサブスリーが当たり前だった私のランナーとしての最盛期とも言えた時期で、故障など無縁の時で、自分が故障などするわけがないと、完全に慢心していた時でした。
その事を当時指摘いただいた方に素直に話したところ、帰ってきた答えは、ハムストリングや大殿筋、体幹などの筋肉が人一倍強いため、それらの筋肉がカバーしてくれているだけ・・・といった内容でした。
そしてその後、好不調の波を繰り返してきた私ですが、いつかは強化しなければと周囲の方々には吹聴していたものの、中途半端な取り組みばかり。
その結果が、10㎞にも満たない距離を走っただけで、3~4日痛みを引きずる状態がいつまで経っても改善できない今にあります。
いつかこうなる事はなんとなく想像できていたにもかかわらず、弱点克服に一向に着手しなかった私。
こうして問題を先送りしてしまい、かえって問題を大きくしてしまう・・・
この事自体が、私の最大の弱点であると、ここにきて痛感させられていたりします。
地道なトレーニングの継続で弱点を克服しよう
内転筋は運動時以外の日常生活ではあまり使わない筋肉で、ここ1~2か月ほど、明らかに走る量が減っていたことで、ほかの筋肉同様にかなり弱っている気がしています。
そんな内転筋を強化するトレーニングとしては、スクワットやサイドランジなどのメニューがあるのですが、多くのトップアスリートもやっているシンプルな内転筋強化方法が、内ももに雑誌などを強く挟み込むというもの。
この方法だと、仕事時などの「ながらトレーニング」としても実施できるうえ、1分ほど実施しただけでも、内転筋に疲労がかなりあってと、地味な割に結構な効果が期待できます。
今までの経験上、このトレーニングだけでは多分、完全な弱点克服とはなり得ないと思っています。
ただ隙間時間でもできるこのトレーニングをベースに、動きのある筋トレなども加えていけば、絶対に効果は見えてくるはず。
このまま内転筋の痛みが続いていては、いつまで経っても復活は望めないという事で、今はとりあえずこれ以外の方法はないと信じて、徹底的に内転筋強化を行っていきたいものです!