
人の骨格や筋肉のつき方など体格は人それぞれで、自分の能力を最大限に発揮できるランニングフォームも人それぞれと言えます。
・・・とは言っても、どんな体格の方であっても共通して意識すべきポイントもいくつかある事は間違いなく、そのポイントをおさえておけば、より楽に速く走ることはできます。
そのポイントの一つとして、「地面の反発をしっかり得られる着地方法」などといった形でアドバイスする事の多い私ですが、人様にそんなたいそうなアドバイスをしておきながら、自分自身がたいしてできてなかった。
そんな間抜けな話もあるという事で・・・
今年こそは富双練習をちゃんとやろう
今日の夕方は自主練を実施するべく、私にとってのホームグラウンドともいえる富双緑地公園へ。
ホームグラウンドとはいっても、去年はこの富双緑地公園にて鍛えなおす・・・といった事をこのブログでも何度か騒ぎ立てておきながら、その後ろくに練習をした記憶はほとんどなく。
そんな状況にありましたが、今年は生まれ変わったつもりで、この富双緑地公園にて鍛えなおしていこうと思っています。
生まれ変わるつもりで・・・と言いながら、私はいつまでたっても何も変われていないという話はさておき、富双緑地公園には広大な芝生が広がっており、この芝生を走ると、現状の自分自身のランニングフォームの欠点が見えてきます。
芝生を走ることは、舗装路に比べて着地衝撃を抑えられる一方で、地面からの反発が得られにくく、地面を蹴るような走りでは思うようにペースを上げることはできません。
逆に頭からかかとまでを一直線にする意識をもって着地すると、体幹まわりを中心に、身体全体のバネを使って走れる感覚をイメージできる。
そんなことは分かっていたはずなのですが・・・
あれだけ苦手意識を持っていた上り坂が・・・
走りだしは、キロ5分半前後のペースと多少余裕のあるはずのペースでスタートしたのですが、早々に呼吸は乱れはじめ、先が思いやられる状態に。
特に上り坂になると、明らかに走るのがきつく、この調子では5㎞前後を走るのがいっぱいいっぱいかな・・・といつものネガティブモードに突入しつつありました。
ただ周回を重ねていくごとに、どんどん坂を駆け上がるのが楽になってきて、ペースは多少上がっていたはずが、呼吸はむしろ楽になってくる展開に。
あれ?と思いながら、自分の走りを確認してみると、気が付けば上り坂でも頭からかかとまでまっすぐ着地する走り方に変わっており、その事が苦手意識しかなかったはずの上り坂での走りを、明らかに快適にしてくれていることに気づきました。
結局最後はキロ5分前後までペースは上がっていたものの、呼吸の乱れは全くと言っていいほどなくなり、かなりの余裕をもって10㎞を走って、富双緑地ジョグを終了。
ここ最近感じることがあまりなかった心地よさを感じつつ、練習を終了することができました。
やはりフォーム改善なら富双緑地公園?
ここ最近、上り坂への苦手意識は相当なものになっており、その結果、上りが近づいた頃から腰が引けたような走りになってしまい、地面からの反発をうまく得られてなかった気が。
ましてや富双緑地公園の芝生のように、ただでさえ地面からの反発を得にくい路面では、より上り坂を走るのがきつくなっていた事は間違いなく。
そんなきつい状況に、苦し紛れに身体が反応したのか、地面の反発を得やすい走り方に自然と変わっていた結果、ここ最近にない気持ちよさを感じながらのランとなりました。
もともと不調時にはフォーム改善のためによく訪れていた富双緑地公園ですが、今日のように目に見える形でフォーム改善に気づけたとなると、続けない理由はありません。
そんな富双緑地公園が私の自宅から10分ほどの距離にある。
そんな幸運に心より感謝して、今度こそ富双緑地でのクロカンジョグを定期的に取り入れていこうと思います。