かすみがうらマラソンに初挑戦
4月17日(日)茨城県土浦市にて開催されたかすみがうらマラソンに出場しました。
4月も中旬を過ぎたタイミングという事で、20度越えも想定していましたが、事前に会場にてアナウンスされた今日の最高気温は16度前後と思いのほか涼しいコンディション。
ただ湿度が80%とかなり高めの数値がアナウンスされ、蒸し暑さが何より苦手な私にとって、少し不吉な情報をスタート前に耳に入れてしまっていました。
そんなかすみがうらマラソンのスタートは9時45分と、他の大会に比べると少し遅めの時間からスタート。
Eブロックからのスタートとなった富山マラソンとは違い、今回のかすみがうらマラソンではAブロックスタートということで、余裕をこいてスタート地点に向かいました。
・・・がAブロックの前にSブロックなるものがあったことに加えて、そしてAブロックにかなりの人数のランナーがいらっしゃり、かなり後方の地点からのスタートを余儀なくされました。
結果スタートの号砲が鳴ってから、スタートラインを踏めたのは56秒後のこと。
そしてスタート地点を過ぎても、ランナー渋滞はかなり深刻で、なかなか前に進んでくれず。
他の速いランナーの方は渋滞を避けるため、側道を使ってペースアップしていたのですが、事前に得ていた湿度80%の情報にびびって、無理なペースアップを躊躇してしまった私。
渋滞の中を走り続けた結果、1km地点を通過した時点で時計を見ると6分と、かなりのタイムロスとなってしまいました。
その後2km地点を11分ほどのタイムで通過した時点で、ようやく前が開けてきたため、ここから目標のサブスリーに向けてペースアップしていく事にしました。
予定ペースが思うように維持できず・・・
サブスリーペースはキロ4分15秒ペースということで、このペースを意識して、ペースアップしていったのですが、思いのほか早々に息が上がってしまっていました。
このペースであと40kmを走るのはどう考えてもきついな・・・と思いつつ、なんとかペース維持を意識していたのですが、どうしても湿度80%の情報が気になってしまい、上り坂などでペースを必要以上に落としてしまう局面まで出てしまったりと、ペースを思うように維持できず。
結果ハーフ地点を通過した時点で、時計を見ると1時間35分と、サブスリーを目標とするなら5分近いロス。
ただレースの前半は曇り空で、予想外に涼しかった事もあり、呼吸もどんどん楽になってきており、この調子なら後半挽回できるかもしれないな・・・
この段階ではそんな事も考えながら走っていました。
結局ここ最近蒸し暑い日お決まりの・・・
後半挽回できる・・・そんな私の密かな期待を裏切るように、22km地点を過ぎたあたりから、気温が上がったのか、汗がどんどん吹き出しはじめ、またまた呼吸が苦しくなってきました。
そして25kmあたりにあったエイドのところで、身体がオーバーヒートを起こしてしまったのか、頭の中が真っ白になって、全く動けなくなってしまいました。
ここでリタイアも頭をよぎったのですが、三重県からわざわざ茨城県まで遠征して、途中棄権では洒落にならないと、他のランナーの方の邪魔にならないところで、ひたすらエイドのポカリを何杯も何杯も飲み続け、水を何度も身体にかけまくって無理やりオーバーヒート状態から復活。
その後は全く身体に力が入らない状態ではありましたが、とりあえず脚だけは元気に動いてくれていたため、なんとか走り進めていくことができました。
ただなぜか私の隣には、棄権したランナーを乗せるレスキューカーが「早く棄権しろよ」・・・とでも言っているかの如く、3km近く並走するような状況となり、何度も棄権を申告しそうになりましたが、なんとか堪えて、ゴールに向かって走り続ける事にしました。
脚だけは最後まで元気に動き続けてくれた結果
結局25km過ぎからは、脚こそ最後までよく動いてくれていたものの、身体に力が全く入らない状況は全く変わらず。
結果エイドまで走っては、他のランナーの皆さんの邪魔にならないところで立ち止まってはポカリをコップ何杯も飲み続けるという、ある意味迷惑行為を繰り返し続ける有様。
そんな感じでエイドまで頑張って走っては、エイドで一休みのサイクルをひたすら繰り返しながら、ひたすらゴール地点を目指しました。
当初サブスリーなどと大きな事を言っていた私ですが、25キロ過ぎから私が設定していた目標は、実質自己ワーストとなった富山マラソンの3時間22分46秒だけはなんとか上回るという、極めてショボいものに下方修正。
ただ今回の救いは、30キロを過ぎた段階でも、脚だけはしっかり動いてくれていた事。
おかげでいざ走っている局面では、キロ4分半前後のペースでは走れていました。
そして40キロ地点を過ぎて、残り2キロほどになってからは、多少ペースアップもできていたのか、周囲のランナーの方々をどんどん抜いていける展開に。
そしてようやくゴールにたどりついて、時計を見ると3時間18分46秒と、なんとか自己ワーストを塗り替える事態だけは回避する事に成功し、私のかすみがうらマラソンは幕を閉じました。
今回もまたまたダメダメなレース展開となってしまった私の話はともかく、かすみがうらマラソンは歴史もある大会という事で、大会運営は本当にスムーズ。
走っている途中も、ボランティアの皆さんや沿道で応援してくださっていた地元の方々から何度もあたたかい言葉をかけていただいたりと、本当に素晴らしい大会でした。
そんな素晴らしい大会で、昨年11月の富山マラソンに引き続き、不甲斐ない結果に終わった今回は、何も言い訳のしようもないという事で、今回こそは私自身の実力不足としっかり向き合っていこうと思っています。