困った時の神メニュー「坂道ダッシュ」で衰えたスピードを取り戻そう

 

怪我をしていて思うように走れないまま、フルマラソン本番まで残り2ヶ月を切ってしまったのですが、ここから真面目に練習すれば間に合いますか?

先日のセカンドウィンド四日市のメンバーの方から、こんな質問をされました。

その質問を受け、私なりに得た知識や経験をもとに、メンバーの方にこれからの練習メニューなどいろいろアドバイスしていたのですが、内心ずっとこんなことを思っていました。

たいした理由もないままたいして走りもせず、気がつけばフルマラソン本番まで2ヶ月を切っている。

さらにここ最近の練習であまりに無様な走りを繰り返し、今更のように焦り出した私が、何をえらっそうにアドバイスなどしているのかと・・・

ヴェイパーフライはやはりすごいですが・・・

昨日は火曜日という事で、夜はセカンドウィンド四日市の練習会を中央緑地公園陸上競技場で実施しました。

メニューはフリー練習という事で、メンバーの方に実施メニューをアドバイスした後、私自身は400mインターバルを実施することにしました。

練習目的は絶望的に落ちている感のあるスピードを、少しでも取り戻しておきたいため。

昨日は張り切って「ナイキ ヴェイパーフライ ネクストパーセント」を履いて万全の状態で400mインターバルをスタート。

1本目から83秒とここ最近の中ではかなり速いペースで走れたうえ、呼吸にも余裕があり、ヴェイパーフライのドーピングっぷりを再認識させられる事となりました。

・・・のですが、2本、3本と本数を進めるごとに呼吸はどんどん苦しくなり、ペースは思うように上がらずと、なんとか90秒を切らないペースで5本を終えた段階で心折れ、練習を強制終了。

思ったより走れたというのが率直な完走でしたが、到底フルマラソンサブスリーを達成できる走りとは冗談でも言えない内容で、あらためて奈良マラソンに向けた危機感を募らせる事となりました。

2日連続で坂道ダッシュを実施

今日は2日連続で早朝ランを実施しました。

そして途中では100m前後の坂道を上りは全力の8〜9割前後の疾走、下りはジョグを繰り返す坂道ダッシュを2日連続で5本実施。

その目的はスピードのベースの底上げ。

私が10年以上も前にランニングを始めた頃、約半年ほどでハーフマラソン1時間半切り、フルマラソン3時間半切りを達成できたのですが、その時に最も効果があった練習だと思っていたのが、実はこの坂道ダッシュ。

短い時間で効果的に「スピードアップ」「心肺機能強化」「フォーム改善」につなげられる坂道ダッシュは、私にとって神メニューだと思っています。

何よりほどよい坂道さえあれば、短い時間で実施できるのが坂道ダッシュの一番いいところで、私がいつも早朝ジョグ時に立ち寄っている志氐神社の側道には、驚くほど坂道ダッシュに適した坂道があり、やろうと思えば毎日でも坂道ダッシュを実施することが可能です。

そんな恵まれた環境を生かさない手はないという事で、しばらくは早朝ジョグ+坂道ダッシュを朝のルーティンにしていこうと思っています。

もはや頼みの綱は坂道ダッシュしかないという事で

フルマラソンまで残りの期間が少なくなってしまっているけど、いまいち走りが仕上がっていない。

そんな状況にあってもやれる事はどうしても限られてくるわけですが、こんな状況でこそ積極的にやるべきメニューの一つが坂道ダッシュだと思っています。

フルマラソンも2ヶ月を切った段階で、無理に頑張った練習を実施しても、故障のリスクが増すばかり。

一方で短い時間で「スピード強化」「心肺機能強化」「フォーム改善」ができるうえ、比較的故障のリスクが少ないメニューである坂道ダッシュ。

フルマラソン本番まで残り2ヶ月を切っているけど、いまいち・・・というより全く走りが仕上がっていない今の私がやるべき事は坂道ダッシュしかない。

・・・という事で、これから奈良マラソンまではとにかく坂道ダッシュをこれでもかとばかりに継続的にやっていこうと思っています。

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