1㎞何分ペース・・・などといった設定ペースを守って、400m、1㎞、2㎞などの設定距離の疾走と、休息のジョグを交互に走るインターバル走は、大きな練習効果が見込めるうえ、現状の走力を知るには絶好のメニューと言えます。
ただ決まった距離を速いペースを維持して走るインターバルは、練習前からプレッシャーも結構なものがあり、頻繁に実施する気には到底なれないメニューとも言えます。
そんなインターバル走と同様の効果も見込めるうえ、変にプレッシャーを感じず楽しく走れるメニュー。
今日はそんなメニューに出逢えた気がしました。
はじめての富双緑地ファルトレクを実施
今日も一仕事を終えた後、富双緑地公園にて自主練を実施する事に。
今日は練習時間が30分ほどしか取れそうもなかったという事で、以前から一度試してみようと思っていた練習メニューを実施してみる事にしました。
その練習メニューというのがファルトレク。
ファルトレクとは、スピードに変化を付けながら走るトレーニングで、マラソン大国ケニアでの伝統的な練習メニューの一つと、何かの本で読んだ記憶がありました。
その本を読んだ時の記憶をたどっていくと、ファルトレクにはいろいろなやり方があるようなのですが、今日実施する事にしたのは1分の疾走と1分のジョギングを交互に繰り返すやり方。
疾走でのペースはよくわからないので、とりあえず1分なら走り続けられそうな感じで走ろうという、かなりアバウトな設定で、1㎞ほどジョグしたあと、ファルトレクをスタートしました。
ものすごくきついけどなぜか楽しいファルトレク
こうしてはじまったファルトレク、まずは最初に1分間ジョギングで、1分という時間をおおよそ把握した後、1分の疾走をスタート。
富双緑地公園は程よいアップダウンが繰り返され、ペースを上げて上り坂を駆け上がるとなると相当にきつく。
さらに今日はかなり強い風が吹いていて、向かい風の局面になるとめちゃくちゃきつく、最初の1分の疾走を終えた時点で、予想以上のきつさを感じました。
そして1分のジョギングで呼吸を少しだけ回復させた後、2本目の疾走をスタート。
・・・といった感じで、1分の疾走と1分のジョギングを繰り返していったのですが、4本目以降からは休息時間の1分が異常に短く感じる一方、疾走の1分間がかなり長く感じる展開に。
ただ本当にきつかったものの、インターバルのようにキロ何分ペースなどと言ったペース設定に縛られずに、気ままに疾走する1分間は意外なほど楽しく。
・・・とは言っても、今の走力も根性もない私には1分の疾走7本を走りきったところで心折れ、その後1分のジョギングを入れて、15分間、約3.5㎞を走って今日のファルトレクを終了する事となりました。
今後も継続的にファルトレクをやってみよう
最初のウォーミングアップで5分、ファルトレクで15分とかなり短い練習時間だったわりには、疾走時には心肺、脚筋ともにかなりの刺激が入ったのを感じ、練習後の満足度はかなり高いものがありました。
またもともと決まった距離を、目標とする設定ペースで走り続けるインターバル走にかなりの苦手意識を持つ私にとって、とりあえず結構速い気がするくらいの適当な感じで走って1分間耐えきってはゆっくりジョグといった感じのファルトレクは、根っからの適当人間である私向き。
そしてインターバルのようにキロ何分ペースでというのを意識せず走っていたからか、疾走時でも本当に楽しく走れていました。
平日は練習時間が取れない日も増えそうな現状において、極めて短い時間で楽しく、しかも結構な刺激を入れられるファルトレク。
練習効果についてはまだ未知数な部分もありますが、ケニアのトップランナーも実施しているとなれば、きっと効果もあるのであろうという事で、今後も継続的にファルトレクを実施していこうと思っています。