東海道五十三次で江戸から数えて47番目の宿場町として栄えたとされるのが、参勤交代や伊勢参りの人々で賑わったとされる「関宿(せきじゅく)」。
関宿は東海道でも唯一、歴史的な町並みが残る宿場町として、国の重要的建造物群保存地区にも選定されており、ここ最近は多くの観光客でにぎわう事も多いようです。
そんな関宿周辺を歩けるウォーキングイベントが、今年の冬に開催される予定だという事で・・・
亀山市関町の穴場スポットへ
今日は某ウォーキングイベントの下見のため、亀山市関町まで行っていました。
ここ最近なぜかいろいろとご縁が増えてきた感がある亀山市の中でも、江戸時代からの宿場町の風情が残る関町は、セカンドウィンド四日市でも何度か練習を実施している場所だったりします。
そんな関町のまず向かった先は、正法寺山荘跡(しょうぼうじさんそうあと)というところ。
戦国時代に鈴鹿と亀山地域を治めた豪族・関氏の砦を兼ねた山荘があったとされる正法寺山荘跡ですが、正直今の時期は案内板があるだけであまりなにもありません。
・・・が春には桜、秋には紅葉の名所として、知る人ぞ知る穴場スポットのようです。
ちなみにこの正法寺跡地よりもう少し奥に入っていって、山道を登って行った先には羽黒山権現神社という神社があります。
この神社には8月にも実施した下見の際にはコースの一部と考えられていたのですが、山道がハードすぎるという事で、今回のイベントのコースには組み込まれませんでしたが、健脚自慢のウォーカー、ランナーの方ならおすすめの穴場スポットの一つです。
そしてその後向かった先は、「皆様の生活に寄り添う寺院」として地域からの信仰が厚いとされる真善寺というお寺へ。
正法寺山荘跡といい、真善寺といい、ウォーキングをしていなければ、まず訪れなかったであろう2か所のスポットを経た後は、江戸時代より47番目の宿場町として栄えた名残が残る関宿に入っていくこととなりました。
なぜか人通りがほとんどない関宿をウォーク
江戸の情緒が残る関宿の東の入り口ともいえるのが、東海道と伊勢別街道の分岐点となっており、旅人が伊勢神宮を遥拝するために建てられた鳥居が待つ「東の追分」。
そしていつもなら多くの観光客でにぎわうはずの関宿ですが、今日は驚くほど人通りがなく、頭が「?」になりながらのウォーキングコース下見。
織田信長の三男・信孝(のぶたか)の菩提寺で、境内の要所要所に織田家の家紋がある福蔵寺。
道中には江戸時代に生活に関わるさまざまな模範や幕府の禁令、隣接宿場までの人馬駄賃の規定などのお触書などがおかれた高札場跡。
そして境内の本堂・鐘楼・愛染堂の3棟が、国の重要文化財(建造物)に指定されている関地蔵院などの歴史的名所をたどっていくこととなりました。
そして関宿の西の入り口で、東海道と大和街道の分岐点だった西の追分を通過した後、少しコースを外れていくこととなりました。
亀山市関町のほこるB級グルメスポットも満喫
コースを外れて向かった先は、関町の誇るB級グルメ店「びっくりや」。
テレビ出演ですっかり有名になった個性豊かな4兄弟によって運営されるびっくりやと言えば、亀山市の誇るB級グルメ・みそ焼きうどん。
具材には店内でも人気の牛ハラミやホルモンを選択し、たっぷりのキャベツとうどんを一緒にじっくり焼いて作られたみそ焼きうどんは、味だけでなく香ばしい香りもすべてが極上レベル。
今回は3人で下見を行ったのですが、3人とも腹いっぱい食べてもお値段は2000円程度と、まさに「びっくりや」の価格でした。
そして食事の後は、再度今回のイベントのコースに戻って、観音山公園内にあるSL機関車。
そして無料で利用できる足湯スポット・小萬の湯(こまんのゆ)などを通って、約7㎞ほどのコース下見を終了することとなりました。
そんな某イベントは12月上旬に開催予定。
今日はかなり蒸し暑く、歩き終わった後はとんでもない汗でしたが、イベント当日は寒くなるであろうという事で、そんな季節の移り変わりも楽しみながら、イベント本番を待ちたいものです!