故障からマラソン練習を再開する際、比較的長くランニングをやっている方なら、1か月程度の休みであれば、比較的走力を取り戻すことは簡単だと言われています。
ただあまりにも故障が続く、また練習を休む期間が長いと、走力を取り戻すまでに時間がかかるのも事実だったりします。
特にスタミナやスピード持久力といった練習の積み重ねによってこそ強化できる能力については、スピードを取り戻すのに比べて、格段に時間がかかるという事で・・・
フォームを意識しながら400mインターバルを実施
今日は火曜日という事で、夜はセカンドウィンド四日市の練習会を中央緑地トラックにて実施しました。
メニューは400mインターバル。
もはや単なる気のせいではという話もあるのですが、7月20日に左ふくらはぎの肉離れをやってしまい、その後も治っては再発するを繰り返し、いまだに左ふくらはぎに違和感を感じるという事で、今日はメンバーと400mを2分前後と、キロ5分ペースでのリハビリ400mインターバルをスタートしました。
ここ最近走っているときに常に意識するようにしているのは、いかに違和感を感じているふくらはぎに負担をかけずに走るか?・・・という事。
言い換えればふくらはぎを使った地面を蹴るような走りでなく、いかにお尻の筋肉など、体幹まわりの筋肉のバネを駆使した走りをするかを心がけながら走っています。
ただふくらはぎに比べて、筋肉が大きく、その分パワーを生み出しやすい体幹まわりの筋肉を意識して走るのは、マラソンを少しでも楽に速く走るうえで基本中の基本と言えばそれまでの話。
そう考えると今のふくらはぎの肉離れは、ランニングフォームを改善するうえで、いい機会であるような気もしています。
キロ4分ペースなら思ったより楽に走れて
そしてメンバーと400mを2分で8本走った後は、少しペースを上げてさらに4本400mを走る事に。
一応肉離れの再発させない事を最優先に、とにかく地面を蹴らず、体幹まわりのバネを今までより少し大きく使う事だけを意識しながら走ったところ、95秒前後とほぼキロ4分ペース。
「あれ?それほど頑張って走ったつもりもなかったけどな・・・」などと思いつつ、あらためて体幹まわりを意識して走る重要性を思い知らされる事となりました。
「これ、もしかしてここ最近明らかにサボっている体幹トレーニングを再開すれば、さらに楽にスピードを上げられるのでは?」などと思いながら、その後も3本も92~90秒前後のペースで走って、12本で400mインターバルを終了。
今日は台風の影響か、かなり蒸し暑く、レストのジョグの時の度に汗が噴き出してくるという決して楽でないコンディションでしたが、夏場にほとんどスピード練習ができてなかったわりには、思ったより楽にペースを上げて走れる事は大きな収穫でした。
課題はスピードというよりも・・・
そんなわけで400mを意外と楽に90秒前後で走れることが分かったこと自体はよかったのですが、ここに来てかなり不安視しているのが、キロ4分前後のペースをいかに長い距離、時間持続して走り続けられるかという事。
正直今日も400mだから余裕をもってキロ4分ペースを維持できたというだけで、1㎞以上の距離を、ペースを維持して走り続けられたかと言えば正直きつかった気も・・・
冒頭にも書きましたが、故障などから練習を再開する際、スピード自体は意外と早く復活できる気がしています。
一方でスタミナを取り戻すのはかなり時間がかかり、さらに言えば、ある程度速いペースを持続して走りつづけるために必要なスピード持久力は早くても3か月、ヘタすると半年たっても思うように取り戻せない事の方が多かったりします。
ここ最近の私のフルマラソンレースでの失敗の連続は、まさにスピード持久力の衰えにあると思っています。
一方で私が全盛期、フルマラソン2時間50分切りのサブエガで走っていたころは、もともとスピードはたいしてなかったという事で、明らかにスピード持久力の強さが私の強みでした。
もともと弱みだったものを強みに変えるのはとんでもなく難しいですが、もともと強みだったものを取り戻すのは、決して不可能でない。
・・・とは言っても、暑い夏場はスピード持久力強化の練習を実施するには向かず、またスピード持久力強化するためには、スピードとスタミナの底上げが結局のところ最低要件という事で、あと1か月ほどは基礎力の底上げに専念していこうと思っています。