野口みずき選手の走りを見て思い出す事のできたフルマラソンで悔いを残さないために一番大切な事

先日開催された名古屋ウィメンズマラソンの魅力の一つといえば、一般市民女性ランナーと女性トップアスリートランナーが同じ土俵に立ってレースが展開される事。

そのため沿道に応援に行く側としては、仲間や知人に声援を送れる楽しみに加えて、トップランナーの走りを直に見る事ができる貴重な機会を得る事ができます。

さらに今回はリオ五輪の代表選考レースの一つという事で、日本女子トップランナーの走りがどうしても注目されがちでしたが、沿道ではトップグループの通過に勝るとも劣らない声援を受けていた女性ランナーがいらっしゃいました。

30キロ地点で見た野口みずき選手の走りはやはりオーラが出ていました

私ども名古屋ウィメンズマラソン・30キロ地点にて声援を送っていたわけですが、トップグループの女性ランナーが通過してしばらくして、明らかに沿道の応援のボリュームが大きくなった時がありました。

そんな大声援の中、私どもの前を通り過ぎて行ったのが三重県が誇るトップアスリート・野口みずき選手。

野口みずき選手は2004年のアテネ五輪・マラソンにて金メダルを獲得、そして2005年にベルリンマラソンで出した2時間19分12秒の日本記録はいまだに破られていません。

そんな華々しい成績をあげてきた野口選手も、最近は故障や体調不良に悩まされる事が多く、なかなか思うような成績を上げる事ができず、今回の名古屋ウィメンズマラソンが最後の五輪挑戦になると報道されていました。

そんな節目となるレースでしたが、野口選手は5キロ過ぎから先頭グループから脱落してしまったらしく、30キロ地点でその姿を見たときはトップ集団からはかなり離れたポジションで、一人走られていました。

本当に苦しい状況であったはずなのですが、私どもの目の前を通る野口選手の走りは独特の左右に振れる腕振り、そしてダイナミックなストライド走法での堂々たるもので、オーラのようなものすら感じる美しい姿でした。

 

走った距離は裏切らない

そんな野口みずき選手がアテネ五輪で金メダルを獲得した時に話したのが「走った距離は裏切らない」という言葉。

マラソンは走りこめば走りこむほど故障のリスクは大きくなるスポーツとも言え、実際ここ最近の野口みずき選手は故障や体調不良の繰り返しで、時にこの言葉が否定的に言われる事も多くあります。

ただ野口選手はあるインタビューにてこのような事を言っています。

走った距離とは言ってますけど、努力は裏切らない。走った距離もそうですけど、毎日の積み重ねがすごくものを言う競技だと思うので。

引用先 http://www.oaj.jp/interview/13_noguchi/002.html

毎日の積み重ねがすごくものを言う競技、この言葉が特にフルマラソンでは完全に当てはまると思っています。

ハーフマラソンまでであればそれほど練習を重ねられていなくても、当日のコンディションだったりでなんだりで、意外とごまかしでそれなりの結果が出る時があります。

ただフルマラソンに関して言えば、この毎日の積み重ねなしに結果が出たという事は、私自身一度もありません。

実際今シーズンのセカンドウィンド四日市メンバーの結果を見てみても、名古屋ウィメンズマラソンをはじめフルマラソンで自己ベストを大きく更新した方はやはり日々の走り込みがしっかりできていました。

そして大幅な記録更新の結果を見ても、「なるべくしてなった結果だ!」と納得できるものばかりであった事に気づかされました。

 

フルマラソンで悔いの残らないレースをするために大切な事

結局今回の名古屋ウィメンズマラソンでの野口選手の成績は自己ワーストの結果だったようですが、走り終えた後は大粒の涙を流しながらも笑顔での清々しい姿であったようです。

そして「悔いの残らないレースができた」と完全燃焼できた事への達成感を強調されていたようでした。

フルマラソンで悔いを残さないために一番大きな力となるのは、間違いないく日々の練習の積み重ねによって得る事のできる自分への信頼感。

自分を信頼する事さえできれば、どんな苦しい局面に立っても、必ず踏みとどまる事ができ、その苦境をパワーにすら変えられるはずです。

野口みずき選手が今回の名古屋ウィメンズで5キロ地点過ぎという早い段階からトップ集団から脱落したにもかかわらず、最後まで堂々たる走りでゴールする事ができたのは、今までに積み重ねてきた自分への信頼感が大きいように個人的には思って見ていました。

それにひきかえ私はと言えば、マラソンをはじめて5年以上経つにもかかわらず、いまだに自分を信頼できるほどの努力を積み重ねられたという自信が全くありません・・・

そんな私ではありますが、今回野口みずき選手というフルマラソン選手の鏡とも言えるランナーの走りを実際拝見させていただく事もできたという事で、まずは洞爺湖マラソンまで残り2ヶ月間、今できる自分なりの努力をしっかりと積み重ねていって、少しでも自分を信頼できる状態で、洞爺湖マラソンのスタートラインに立ちたいものです!!

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多田 夏彦

書いている人 多田 夏彦

四日市のランニングチーム・セカンドウィンド四日市(通称:SW四日市)代表。ランナーとしてフルマラソン2時間40分切りを目指して日々練習を続けながら、チームの運営やインターネットの活用などを通じて、四日市ランニングの魅力をより多くの方々にシェアしていければと考えています! フルマラソン自己ベスト:2時間45分39秒

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