熊野古道だけでない「おわせ海・山ツーデーウォーク」ロングコースの魅力を満喫

三重県ウオーキング協会の2つの主要大会

私の所属する三重県ウオーキング協会では、メインとも言えるウォーキング大会が年に2回予定されています。

その一つが、先月5月に志摩市にて開催され、2千人をゆうに超える参加者を集めた「伊勢志摩ツーデーウォーク」。

そしてもう一つが毎年11月中旬に尾鷲市にて開催される「おわせ海・山ツーデーウォーク」です。

伊勢志摩ツーデーウォークに比べると参加人数も少ないらしく、認知度もそれほど高くなく、私自身にとっても謎の多い大会であったおわせ海・山ツーデーウォークだったのですが・・・

馬越峠コース完歩後に向かった先は・・・

昨日は熊野古道・馬越峠コースを歩いて、尾鷲市熊野古道センターから結構なきつい目にありながら、なんとか紀北町・海山にある馬越峠登り口まで到達しました。

ただここまでは距離にして約7キロほどと、ここまでの道中の参考とさせていただいた「昨年のおわせ海・山ツーデーウォーク・23キロコースマップ」からすると、まだ3分の1ほどしか歩いていない事になります。

地図を見る限りだと、海岸沿いをずっと回り道をして歩いてく感じとなるのですが、苦戦を強いられた馬越峠の石畳をもう一度歩いて帰るよりは楽かもしれないと思い、コースマップどおりに歩いていく事にしました。

まず馬越峠登り口を出発して、まず到着したのは「道の駅・海山」。

童謡などで知られる種まき權兵衞の里としてPRしている海の駅・海山には、レストランや休憩コーナーもあり、ウォーキング途中の休憩ポイントとしても最適です。

そんな道の駅・海山で5分ほど休憩した後、さらにコースマップ通りに進んでいくと、正面にはここまでに登ってきたと思われる山々が見えてきました。

そして少し道に迷いつつも、さらにコースマップ通りに進んでいくと、再び山道に入っていくこととなりました。

そしてさらに進んでいくと舗装路にたどり着き、さらに前に進んでいくと、山道からチラチラと海が見える、リアス式海岸の広がる尾鷲ならではの本当に美しい光景に、何度も私のすさみきった心が癒されました。

そしてさらに進んでいくと、「この先行き止まり」なる看板が出てきたのですが、おそらく車にとっての行き止まりで、歩くのなら大丈夫だろうと、かなりの不安を感じながらそのまま前に進んでいく事にしました。

ひたすら平坦な山道の続く猪ノ鼻水平道

そして前に進んでいくと舗装路からいかにも山道らしい景色に変わり、すぐにこんな標識が見つかり、早速このまま前に進んでいけるのかという不安は解消。

そしてその後は、アップダウンがほとんどない山道を進んでいくこととなったのですが、後で調べてみるとこの道は「猪ノ鼻水平道」といって、明治時代に荷車が通行できるよう平坦で幅幅のある道として整備された道であるとのこと。

この猪ノ鼻水平道は起伏もほとんどなく、非常に歩きやすい山道なのですが、ところどころに整備されている橋を渡るのが、ビビリの私にはどうにも怖く・・・

またまたビクビクしながら前に進んでいく事になったわけですが、ここでも道の途中でチラチラ見える海の景色は、本当に見事な絶景ばかりで、とにかく心癒される道中となりました。

本当に美しい尾鷲の海岸風景

そして猪ノ鼻水平道の山道を通過すると、「天満みかん園開拓農道」なる舗装路に到達。

この後は今までの山道より、むしろアップダウンがかなりきつくなって、ただでさえ疲れていた身体にはかなりこたえましたが、道の途中には今まで以上に美しい尾鷲の海の絶景が広がっていました。

コースの途中で地元の方に聞いた話によると、この辺りは天満浦という地名で、尾鷲で(日本で?)もっとも美しい朝日が見られると評判との事。

そして道中には、いかにも紀州らしいみかん畑も広がっていました。

そんな天満みかん園開拓農道を過ぎて、しばらく進んでいくとようやく海岸沿いらしい砂浜や船場も見えてきました。

そしてその後は尾鷲市街地などを通って、ようやくスタート地点ともなった熊野古道センターに到着。

歩いている途中にコースを外れて何度も寄り道をしたり、立ち止まってポケモンGOをしていた事もありますが、距離にして25キロ、時間にして5時間近くと、予想以上に長引いたウォークがようやく終了することとなりました。

おわせ海・山ツーデーウォークは多分絶対おすすめ

歩きはじめた当初は、23キロ程度の距離であれば、フルマラソンも走る自分には余裕だと思っていました。

ただ馬越峠の石畳や、比較的フラットながら危険な箇所も多い猪ノ鼻水平道、そして天満みかん園開拓農道の傾斜のきつい坂道に苦しめられ、下手なフルマラソンよりはるかにきつい25キロのウォーキングとなりました。

ただ歩き終わって気づいた事は、ひたすら歩いていただけであったにも関わらず、熊野古道・伊勢路屈指の絶景が広がるらしい馬越峠や、海と山のコントラストが見事な絶景が続いたおかげで、最初から最後まで心が癒されっぱなしであったという事。

そしてコースは石畳、舗装路、山道と、とにかく地形の変化に富んでいたおかげで、5時間近く歩き続けたにも関わらず、全く飽きる事はありませんでした。

そんなコースを歩ける「おわせ海・山ツーデーウォーク」、他のウォーキング大会に比べると、かなりハードでかなり難易度の高いコースではありますが、歩き切った後の達成感も他の大会以上のものが期待できそうです。

ちなみに今年の大会コースは、まだ私自身全く知らないのですが、他にも海と山の見所がこれでもかとばかりに広がる尾鷲の地なら、どのコースを取っても外れは絶対にないと思われます。

また今回私が歩いたのは23キロコースと一番ハードなコースでしたが、大会では7キロの初心者コースも設定されており、はじめてウォーキング大会に出ようという方でも安心して参加いただけます。

そんなおわせ海・山ツーデーウォーク、今年2019年は11月16日(土)・17日(日)の2日間に渡り開催予定。

私自身も一応とはいえスタッフの一員として、できる限り大会を魅力あるものにできるようご協力できればと思っています。

 

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