先日の日曜日、京都府にて「都道府県対抗女子駅伝」が開催されていました。

例年ならなんとなしにテレビを観ていた感のある都道府県対抗駅伝ですが、今年は私の住む隣県・愛知県の走りにずっと注目していました。

中でも一番観たかったのは、先日テレビの特番にてすっかりファンになってしまった鈴木亜由子選手の走りでした。

愛知県が3年ぶり2度目の優勝

3年前には1分37秒差をひっくり返して、愛知県に大逆転での初優勝をもたらした鈴木亜由子選手。

今年はその鈴木選手だけでなく、1区から8区までの選手も見事な走りをみせ、9区アンカー鈴木選手がタスキを受け取った時点でたったの2秒差の2位。

そしてタスキを受け取った鈴木選手は、日本選手権10000mで5位に入っている京都の実力派ランナーを、途中で完全に置き去りにし、最後は1分以上の差をつけての圧勝。

3年前は鈴木亜由子選手によってもたらされた優勝といったイメージが強かったですが、今回は選手全員の力走がもたらした優勝。

そんな見事な愛知県の2度目の優勝でした。

鈴木亜由子選手のフォームから学べることはかなり多い

そんな愛知県代表の大黒柱としての活躍を見せてくださった鈴木亜由子選手ですが、いつも注目しているのは彼女のランニングフォーム。

鈴木選手は男性でも真似したくなる、フォアフット着地の美しいフォームが持ち味だと思っています。

そんな鈴木選手の美しいフォームに魅入られるようにテレビを見ていたわけですが、履いているシューズを見てみるとナイキのオレンジのカラーリングという事で、ほぼ間違いなく私が今一番憧れているランニングシューズ「ヴェイパーフライ4%」。

箱根駅伝でも圧倒的な人気を誇ったシューズですが、鈴木選手まで履いているとなると、ますます憧れの度合いを深めてしまいます。

そんなヴェイパーフライ4%を履いているという事で、ますます注目する事となった鈴木選手の走りですが、ずっと思っていたことがありました。

どうやったらこんなに上下動が少ないフォームでスピードが出せるのだろう・・・

マラソン練習は効率のいいフォームづくりにつながる

ここ最近私が履くシューズといえばヴェイパーフライの下位モデルとも言える「ナイキ ズームフライニット」そして「ペガサスターボ」。

この2つのシューズの走りやすさは、今までに履いてきたシューズとは別世界にあると思っていて、自然とペースアップできる魔法のシューズのように思っています。

ただここ最近気になっているのが、2シューズとも着地時の衝撃より、かなりの反発を生み出してくれる分、少しピョンピョン跳ねるような走りになってしまいがちなところ。

ハーフくらいまでの距離なら、この反発が大きな武器になるのだと思います。

ただフルマラソンのような長丁場だと、跳ねるような走りでは、推進力が前ではなく上方向に行ってしまいがちで、効率の悪い走りになってしまいます。

そんな事をここ最近気にすることが多くなっていた私ですが、鈴木選手はマラソン仕様の長い距離を走り込む中で、足元だけでなく大きな筋肉を使って前に進む意識が芽生えたそうで、その事が効率の良い上下動の少ない走りにつながっているそうです。

結果、3年前の大逆転の走りより、区間タイムは20秒上回っていたそうで、マラソン練習で距離を踏んだ事が、駅伝にもかなりの好結果をもたらしたと紹介されていました。

日頃のジョグで上下動の少ないフォームを作ろう!

私もここ最近はフォアフット着地のランニングフォームが、だいぶ板についてきました。

ただ今のピョンピョン跳ねるフォームのままでは、紀州口熊野マラソンのどこかのタイミングで大失速する可能性が高い・・・

そんな事を考えていた矢先に、今回の鈴木選手の見事な走り。

相変わらず自分は、しかるべくタイミングで、しかるべく出来事に出会える幸運を持っているようです。

あとは今回鈴木選手から学んだ(?)上下動の少ないフォームづくりを、日頃のジョグでしっかり意識していく事で、フルマラソン後半でも失速しないフォームづくりにつなげていきたいものです!!

 

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