今日11月4日(日)は滋賀県甲賀市にて「2018あいの土山マラソン」が開催されました。

昨年、一昨年と2年連続で途中棄権の屈辱を味わっている、まさに天敵とも言える存在になっている土山マラソン。

過去2年は前半、オーバーペース気味にレースを入ったのが、大きな敗因となりました。

その反省を生かして、今回は前半キロ4分15秒ペースの抑えめペースから入る、守りのレースをする作戦だったのですが、そのような高尚な作戦は私には到底無理だったようで・・・

スタート1キロからいきなりキロ4分切りよりスタート・・・

ここ最近にないほど、私自身良好なコンディションで臨んだ今回の土山マラソン。

そして天候も少し雨が降っていたものの、気温も低めで、まさにマラソン日和の中、レースはスタートしました。

「前半はペースを抑えめに、抑えめに」と何度も何度も心の中で言い聞かせながら、1キロを通過した段階でラップを確認してみると3分55秒とまさかの4分切り・・・

「時計が間違っているのでは・・・」などとありえない疑惑を自分の腕時計にかけつつも、そこから少しペースを落としたのですが、それでも5キロの通過タイムは20分15秒。

そしてきつい上り坂の多い5キロ過ぎから10キロ地点までこそ、少しペースを落として40分48秒で通過。

ただここからはペースがどんどん上がっていって、15キロ地点の通過タイムは1時間48秒と、完全にキロ4分ペース。

ただ呼吸にはかなりの余裕があり、土山マラソン最大の難関18キロ地点から20キロ地点にある激坂も、それほどペースを落とさず走り続け、ハーフ地点を1時間25分台前半で通過。

それでもまだまだ余裕十分で、この調子なら2時間50分切りもありえるくらいの気持ちで走っていました。

唯一の不安要素が見事に襲来

そんな順風満帆の走りに不穏な影を落とし始めたのが、ハーフ地点を過ぎたあたりから吹き出した、少し強めの向かい風。

今回万全のコンディションで臨ことができた土山マラソンですが、一つだけ不安を抱えていました。

それはここ最近、練習で脚を攣ることが多くなっていた事。

特に風や雨が強い日に走っていた時に、脚を攣ることが多く、ここまでの強気な走りから、いきなり大きな不安がよぎり始めました。

それでもキロ4分ペースを維持して25キロを通過したのですが、その頃から右ハムストリングにちょっとした違和感が。

そして27キロ地点でいきなりその違和感は大きな痙攣に変わり、悲鳴を上げてしまうほどの激痛が襲いました。

その後は痙攣がおさまっては、またはじまってと、100mおきに立ち止まっては、また走り出すの繰り返し。

ちなみに一昨年の途中棄権の理由は、ハムストリングの肉離れ。

何度も何度も同じような失敗を繰り返す自分があまりにも情けなく、レース中に初めて悔し涙を流してしまう有様でした・・・

苦行の15キロをなんとか走りきって・・・

去年、一昨年は途中で肉離れを起こしてしまったための途中棄権。

一方今年は怪我というよりは、単なる脚攣りのため途中棄権の理由にはならない気がしました。

そして何より3年連続で途中棄権ではあまりにもお粗末すぎるという事で、気持ちを切り替えて、痙攣の激痛に耐えながらそのままゴールを目指す事にしました。

・・・とは言ってもエイドでは結構な時間立ち止まって、痙攣に効きそうなバナナを食べたり、スポーツドリンクをがぶ飲みしたりと、あまり人様にはお勧めできない応急処置(?)。

そんなデタラメな応急処置をしてしばらくは痙攣を抑えられたものの、しばらく走り続けるとやはり痙攣が起こってと、27キロ過ぎからゴールまではひたすら苦行とも言える道中が続きました。

それでも前に進んでいればゴールは確実に近づいてくるもので、なんとか完走に光が見える40キロ地点まで到着。

その後もペースは全く上がらず2キロを走っていましたが、ゴールが見えてくると急に気持ちも元気になって、0.195kmほどの無意味とも思えるラストスパートでゴールに到着。

ゴールタイムは3時間9分59秒と、狙っても難しいほどギリギリの3時間一桁台のタイムで、3年ぶりにフルマラソンを完走することができ、無意味とも思えたラストスパートが思わぬ形で功を奏することとなりました・・・

ようやく気持ちに火がついたという事で

・・・というわけで今回も土山マラソンでのリベンジはならず、悔しい結果に終わることとなりました。

ただ去年、一昨年と違って今年は、途中で走るのをやめず、最後まで走り続けることができた事はとりあえず大きな進歩。

またアップダウンのきつい土山マラソンで、25キロ過ぎまでキロ4分近いペースを維持して走ることができた事は、昨年や一昨年の土山での走りを考えると、格段の進歩を感じる結果ともなりました。

とはいえ今回の結果で満足できるわけなど、当然ありえず、レース後はこの悔しさを一刻も早く晴らしたい気持ちでいっぱいでした。

 

なにはともあれ一昨年の土山マラソンの途中棄権からずっと止まっていた気がする自分の時計は、情けないながらも今日の土山マラソンでの完走でようやく動き出した気がしています。

そして何より今回泣くほど悔しい思いをした事で、ここ最近どこか熱くなれなかったメンタル面にもしっかり火をつける事ができました。

あとは早速今回の悔しさを晴らすべく、早速行動を起こしていこうと思っています!!

 

 

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